鹿児島県のお土産記事でも紹介した「バリパ(BARIPA)」の「カゴマニア(kagomania)」シリーズ。
鈴木良平さんやももクロさんがSNSで呟いたことでも有名なアパレルブランドです。
ローカルでシュールで、とっても可愛い「カゴマニア(kagomania)」の魅力に迫るべく、バリパ(BARIPA)本店に潜入し、店主の脇さんにお話をお伺いしました。これであなたも「カゴマニア(kagomania)」ファン…いや、鹿児島ファンになること間違いなし!!
「カゴマニア(kagomania)」には、鹿児島愛がてんこもり!
_シュールで可愛くて鹿児島愛いっぱいの「カゴマニア(kagomania)」が大好きです!
ありがとうございます! 「バリパ(BARIPA)」はもともとアジアン雑貨の店なんですけど、百貨店のバイヤーから「鹿児島に特化した商品を作ってみては?」と声をかけられて「カゴマニア(kagomania)」を立ち上げたんですよ。
その一言が無かったら、今みたいなグッズは作っていなかったかも。
_運命の一言ですね。デザインは全て脇さん作ですか?
ですね。デザインへのこだわりはもちろん、世に出すタイミングや告知の仕方も工夫して、たくさんの人に知ってもらえるよう工夫しています。
_デザインへのこだわり、ぜひ教えていただきたいです!
とにかく、鹿児島のことを知ってもらいたいという点が大きいです。
鹿児島って、すごくいいところじゃないですか。こんな良い場所を知らないのはもったいないと思っていて、その情熱をデザインに落とし込んでいます。
_「情熱」をデザインに! かっこいい!
あとは、手に取った人が鹿児島を身近に感じたり、興味を持ってもらえたりするようなデザインを心がけています。鹿児島弁やご当地ネタを使って、「かごんま感(鹿児島感)」を大切にして。でも、県外の人にローカルネタは伝わらないので必ず「説明書」を入れているんですよ(笑)
↑この写真は、今回の取材で一番笑ってしまったデザインネタ。鹿児島弁で「頭」という意味を持つビンタ(BINTA)。その「I」が光っているデザイン。
このTシャツを着ると「ビンタが光っちょっど!(頭が光ってるよ)」と言われてしまうのです! とっても可愛いのに、ヤマシタの父親には絶対にプレゼントできないのが悔しい……!笑
大河ドラマ『西郷どん』を経て変わった「カゴマニア(kagomania)」の在り方
_大河ドラマ『西郷どん』の影響はどうでしたか?
かなりの反響が有りました。西郷隆盛役の鈴木亮平さんがSNSで紹介してくださったことも大きいです。
今日は一日「西郷どん」の取材日。やっと終わりもしたど〜! pic.twitter.com/6D5Vl6diiV
— 鈴木亮平 (@ryoheiheisuzuki) November 8, 2017
ただ、実際はその少し前に地元メディアが取り上げてくれて、プチブレイクしていたんです。「カゴマニア(kagomania)」は2019年で4年目になるんですが、Tシャツの売上がこんなかんじで伸びました。枚数もそうですが、県外の人に知ってもらえたのが特に嬉しかったですね。
1年目:1000枚
2年目:2000枚
3年目:15000枚(鈴木さんSNSやローカルテレビで紹介)
4年目:40000枚(『西郷どん』放送年)
_すごい売り上げの推移ですね! 私も含めですが、鹿児島県民の「カゴマニア(kagomania)」ファンも多いと思います。
『西郷どん』が始まる前の「カゴマニア(kagomania)」は、“鹿児島県出身者”に刺さるようにという思惑がありました。地元を離れて頑張る鹿児島県民の傍らにそっと寄り添って、癒したり励ましたり、地元に帰って来たくなるようにするような存在。それは今でも変わりませんが、『西郷どん』を境に、鹿児島に縁がない人にも間口が広がったことを実感しています。
_人気が出て、びっくりしたエピソードはありますか?
問い合わせがすごかったです。「カゴマニア(kagomania)」は、“鹿児島でしか買えないお土産” にしたくて、通販や取り寄せ類は断っていたんです。ただ、県外の鹿児島ファンから何度も懇願されたり、長い時間とお金をかけて遠方から来てくださったりということを繰り返すうちに根負けしてしまいまして…地元百貨店の通販で一部商品のみ取り扱ってもらうことになりました。(山形屋オンラインショッピング)
_そんなに愛されているなんて…なんだか他人事とは思えないほど嬉しいです。
やはり、鹿児島に来てもらいたい・鹿児島を好きになってもらいたいというのが一番ですからね。『西郷どん』で鹿児島ファンになってくれた人たちが、「カゴマニア(kagomania)」を周りに広めて、そこからまた鹿児島ファンが増えていく。「カゴマニア(kagomania)」の新しい在り方は、そういうところにもあるんじゃないかと思っています。
色々な人の想いを紡いで、全国にファンを増やす「カゴマニア(kagomania)」
__テレビや企業のSNS等で「カゴマニア(kagomania)」を目にする機会が増えた気がします! 『正露丸』のプレゼント企画は辻希美さんもSNSで発信していましたよね!
【辻希美さんのインスタ↓】
最近は、企業やアーティストとのコラボ・タイアップも増えました。それでも、打ち合わせは必ず鹿児島まで来ていただいているんですよ。
やはり、鹿児島を肌で感じてもらって、「バリパ(BARIPA)」の商品を実際に手に取っていただいて…そうして初めて分かるものがあると思うんです。
__脇さんの想いが、全国に鹿児島ファンを広めていると感じますよ!
まだまだ、もっとですね。「カゴマニア(kagomania)」が色々な人の手に渡ることで、鹿児島の魅力をもっともっと知ってほしいと思っています。
「カゴマニア(kagomania)」はそのほとんどが鹿児島に来ないと買えない、地域限定のお土産です。商品を通して、全国・全世界の人々を鹿児島ファンに出来たらなと思っています。
取材中、脇さんの言葉の端々から感じる情熱にひっぱられ涙が出そうになったヤマシタでした。脇さんが生み出した「カゴマニア(kagomania)」は、その情熱と南風に背中を押されて日本全国・全世界に広がっていくことでしょう。
今回の取材を通して、鹿児島ファンを増やす一端を担えたことに心から感謝します! みなさん、鹿児島でお土産を探す際は、ぜひ「バリパ(BARIPA)」に遊びに行ってみてください!
【BARIPA】
住 所 :〒890-0046
鹿児島県鹿児島市西田2丁目10−13
営業時間 :10:00~19:00(水曜休み)
電話番号 :099-259-8008
インスタ :https://www.instagram.com/kagomania_/
※お知らせ※
2020年1月中旬~2月にかけて店舗リニューアルし、「バリパ」か「kagomamania」に店名変更予定です
可愛すぎて買っちゃった、「カゴマニア(kagomania)」グッズをご紹介
今回、思わずヤマシタがBARIPAで購入してしまったグッズを一挙にご紹介させて頂きます♪
Tシャツ
鈴木亮平さんや脇さんも着ていた「HUNTER」Tシャツ、可愛い~!
バックプリントはなんと、サングラスをかけたSEGODON! 「カ」の字をそっと隠してみると…あの人にもみえちゃう代物です。
缶バッジ
「うんにゃ」の缶バッジ。
「違うよ」というニュアンスで使います。2回続けて言うこともあります。
例)Q.鹿児島人は猫なの?
A.うんにゃんにゃ、そんなわけないがね!
(いやいや、そんなわけないじゃん!)
醤油皿
脇さんにいただいた醤油皿と、スーパーで買った鳥刺し。鹿児島の醤油は砂糖が強くて濃いから、絵柄が沈んでしまいました。笑
鳥刺しはどこのスーパーにもあるので、全く珍しくないんです! そして、とっても美味しいのです。魅力いっぱいの鹿児島に生まれて幸せだなぁ~! と思うヤマシタなのでした。