「空間を装飾する」タイルから「人を装飾する」タイルへ。七窯社鈴木タイル店の「やきものアクセサリー」

タイルと聞いて、どんなイメージをしますか？　タイルといえば、浴槽や外壁など、建物で使われているイメージが強いと思います。これまでの「空間を装飾するもの」としてのタイルの役割を「人を装飾するもの」へと変換した、全く新しいプロダクトがあります。

今回は、そんなタイルの新しい価値を提供する、「やきものアクセサリー」を紹介。やきものアクセサリーは、やきものの産地、美濃でタイルの製造販売をしている「七窯社　鈴木タイル店」が開発。

長年受け継がれてきた伝統技術とモダンなデザインをかけあわせ、職人がひとつひとつ丁寧に焼き上げた鈴木タイル店のアクセサリーは「上品で温かい」のが特徴です。

創業70年の老舗タイル屋「七窯社　鈴木タイル店」

約1300年以上の歴史を持つ、日本を代表するやきもの「美濃焼」。美濃焼は、食器類の国内シェア50％以上を占めており、今でも生活に寄り添うやきものとして親しまれています。

そんな美濃焼の産地、美濃地方で三代続く美濃焼タイルの老舗「七窯社　鈴木タイル店」。70年以上タイルの製造販売を続けている鈴木タイル店は、三代目社長の就任以降、タイルの装飾技法を活かしたアクセサリーの販売を開始しました。

やきものアクセサリー開発のきっかけは2014年。三代目の鈴木社長は、タイルの出荷が減少傾向にあることに懸念を抱いていました。そんなとき、インターンで来ていた学生の発案をきっかけに、社長はタイルにアクセサリーとしての可能性を見出します。

これまで、タイルの役割を「人々の生活を飾るもの」として感じていた社長は、タイルを「空間」を装飾するものから「人」を装飾するものへと変換。

その後、女性デザイナー“ののむらみなみ”と出会ったことで、本格的にやきものアクセサリーの開発に励みました。

まれもの

「まれもの」はデザイナーの“ののむらみなみ”が手掛けるアクセサリー。「まれもの」とは、たぐいまれな品物の事をいい、一つひとつ丁寧に仕上げたアクセサリーは、まさにたぐいまれな一品です。

釉薬の色と陶器の質感を大切に思うののむらさんの作るアクセサリーは、やきものならではの魅力が伝わってきます。

まれもののブローチは、花や動物など自然のものをモチーフにしたデザインが特徴的です。自然のものを、土の素材で表現したブローチは、手にしたときに優しい温かさを感じます。

ナチュラルで柔らかい印象のブローチは、いつもの服にワンポイント飾るだけで、何気ない一日を特別な一日に変えてくれます。

まれもののピアス・イヤリングは、一粒一粒手作業で作られているので、それぞれ表情が違い、特別な味わいがあります。上品で美しいピアスは、小さくても目につく存在感があります。

かまもの

「かまもの」は、伝統を受け継ぐ七窯社の職人が、一つひとつ心を込めて作り上げた作品。「かまもの」とは各窯元で職人たちが作ったやきものを意味します。

かまもののピアス・イヤリングは、70年以上受け継いできた伝統の技術を活かしたアクセサリーです。

かまものはカジュアルでどんな場面でも使いやすいデザインが特徴。職人が筆を使って丁寧に書き上げたデザインは、伝統的な文様から現代的な模様まであります。

日常に馴染むかまものは、ちょっとおしゃれして出かけたい日にぴったりのアクセサリーです。

かまもののマスクチャームは、マスクに付けるだけで日常をさりげなく豊かにしてくれます。

今や生活に欠かせないものとなったマスクですが、メイクが崩れたり肌荒れをおこしたりとストレスを抱える人も多いと思います。七窯社のマスクチャームは、そんな億劫なマスクをおしゃれアイテムに変えてくれます。

カタチは正方形と三角形の2種類、イロは18種類の中から自由にカスタマイズできます。大切な人を想ってカスタマイズしたマスクチャームはプレゼントにも喜ばれます。