祝日は大人から子供まで誰もが楽しみにしている日でもあります。私はサービス業の経験しかないので、あまりいい思い出がありませんが…。
そんな祝日ですが、世界的に見ると日本は多いのでしょうか? それとも少ない?
日本人は働き者のイメージがあるので、少ないイメージを持っている人もいるかと思います。今回は日本と世界の祝日を比べてみましょう!
2019年は祝日の組み合わせが良い!お盆や年末年始も9連休
2019年の祝日は大型連休も多く、組み合わせ次第では長期休暇を組むことができます。GWも10連休だったので、長期休暇を満喫した人も多かったのではないでしょうか?
また今年のお盆と年末年始は最大で9連休になっており、旅行や帰省をする人で混雑が予想されています。地味に嬉しい3連休も、これから6回もあるんです!
2019年6月以降の3連休
7月13日(土)、14日(日)、15日(月)
8月11日(土)、12日(日)、13日(月)
9月14日(土)、15日(日)、16日(月)
9月21日(土)、22日(日)、23日(月)
10月12日(土)、13日(日)、14日(月)
11月2日(土)、3日(日)、4日(月)
6月も下旬ですが、ここまで休みなく働いて、あんだけ休んだGW後に祝日がないのは絶望ですね。個人的に大型連休はなしにして、水曜日のお休みを増やしてもらった方が疲れを癒せるんですが……みなさんはどうですか?
祝日数世界一の日本と海外の祝日事情
休みなく働いているイメージが強い日本ですが、実は世界で一番祝日が多い国なんです。2019年における日本の年間祝日数は17日で、2位の香港に5日も差をつけています。休日が多そうな欧米諸国は10日以下という国がほとんどです。(参考:http://calendar.infocharge.net/cal/2019/)
しかし欧米諸国では有給休暇が30日与えられ、消化率も100%に近いです。夏には1ヶ月の有給休暇を取得し、バカンスに出かける人も少なくありません。
比べて日本の有休休暇は20日、消化率は50%とかなり低いです。日本では有休休暇はあって無いようなものです。緊急の場合以外は取得しないのが暗黙のルールになっています。
私も会社員時代に有給休暇を取った覚えがありません。取れたのは会社を退職する時の消化のみです。祝日は多いものの、休日に関しては欧米の方がしっかりと取っています。
そもそも祝日を全て休めている日本人がどれだけいるか不安ですが。
海外の祝日事情
日本だけでなく世界各国の祝日事情も気になりますよね。どんな祝日があるのか、どんなイベントがあるのか、国ごとに見ていきましょう。
フランス
フランスの祝日数は年間約9日です。有給休暇の付与は30日、消化率は100%だそう。日本人からすれば羨ましい限りですね。
フランスで注目したい祝日は5月8日の「終戦記念日」。第二次世界大戦が終わった記念日で、ナチス・ドイツが無条件降伏をした日です。フランス国内では祖国のために戦った人々の慰霊祭が行われます。
また7月14日の「革命記念日」もフランスらしい祝日です。フランス革命の記念日として、シャンゼリゼの大通りでパレード、エッフェル塔で花火を見物できます。大統領も参加する一大イベントとして、毎年盛り上がりを見せています。
アメリカ
アメリカの祝日数は年間約10日です。有給休暇の付与は19日で、消化率は日本よりも高めの73%前後になっています。アメリカはゆっくり休むイメージがありましたが、そこまで休日は多くないみたいです。その代わり残業は少ないみたいですが。
アメリカの祝日で代表的なのが7月4日の「インディペンデンス・デー」、いわゆる独立記念日です。1776年7月4日にアメリカ独立宣言が行われたことが由来となっています。アメリカ企業のほとんどが休業する祝日で、街では花火が上がり盛り上がりをみせます。
ポーランド
ポーランドの祝日数は年間約12日です。有給休暇は勤務年数によって変わり、勤続10年未満なら年間20日、勤続年数が10年以上なら年間26日が付与されます。消化率も高く、有給休暇の他に病気休暇なども設定されています。
今、私が住んでいるポーランドでは、労働に関する法律が厳しく決まっています。小売店などのサービス業は一部を除き、日曜日の営業は禁止です。日曜日は日本の大晦日のように閑散とし、今までの日常がなかったかのような気持ちになります。土曜日に食材を買い込んで、日曜日は家族とゆっくり過ごすのが定番です。
そしてポーランドで最も注目すべき記念日は11月11日の「独立記念日」です。分割占領下に置かれていたポーランドが、1918年に独立を決めた日でもあります。しかし第二次世界大戦時にはドイツに占領され、終戦後は共産党政権により記念日を祝うことができませんでした。1989年11月11日にようやく独立記念日として制定され、現在に至ります。ポーランドの首都ワルシャワでは、毎年パレードが行われ賑わいをみせます。
日本の働き方とポーランドの働き方
ポーランドを含め、ヨーロッパには「正社員」という概念がありません。勤務時間に違いがあるだけで、短時間勤務の人でも社会保障や福利厚生は同等です。
また残業をするという文化もなく、私が住むポーランドでは4時くらいに帰宅する人をよく見かけます。ポーランド人は真面目で働き者ですが、家族との時間を大切にし、残業をすることはありません。
日本人も真面目ですが、「家族のためにもっと働く」という考えから、残業に精を出す人も少なくありません。
私の友人の多くが結婚をし、子供を育てています。しかし「子供のためにもっと働かないと」と口を揃えて言っています。これがポーランドだと「子供ができたから家族の時間を大切にしよう」と言うはずです。
お金は無限ですが、時間は有限です。私も時間を大切にして人生を歩みたいと思います。