子供から大人まで多くの人に愛されるロールケーキ。大きさの割に価格も安く、切り分けやすいことから、誕生日やイベントなどでも活躍しています。
シンプルな生クリームも美味しいですが、フルーツがゴロゴロ入ったロールケーキも捨てがたいですよね!
そして、6月6日は「ロールケーキの日」でもあります。なんとなくイメージできるような、できないような……。そこで今回は「ロールケーキの日」について調査しました。
どうしてこの日? いつから制定されたの?
「ロールケーキの日」が6月6日に制定された理由はいたってシンプルです。
数字の「6」がロールケーキの断面に似ていることと、最初の言葉「ロ」との語呂合わせから6月6日に決定。この記事の読んでいる人の中には、薄々気づいていたという人もいるのではないでしょうか。
ちなみにロールケーキの日を制定したのは、小倉ロールケーキ研究会です。毎年「ロールケーキフェスタ」を開催しており、様々なロールケーキを食べ比べできる「ロールケーキカフェ」や市民参加型の「ロールケーキコンテスト」など、魅力的なイベントが満載です。ロールケーキが好きな方は、ぜひ参加してみてくださいね。
そもそもどうしてロールケーキと呼ばれるようになったの?
ロールケーキの発祥はいくつか説があり、未だにはっきりしていません。最も有力とされているのが、1880年代から90年代ににかけて、ヨーロッパの書籍で紹介されたスイスロールの説です。
その後スイスロールは、アメリカに渡りジュリーロールという名前で売り出されます。アメリカで大ヒットを記録し、世界中でも有名になっていったのです。
日本でロールケーキが食べられるようになったのは、1950年代だと言われています。製パン会社がスイスロールを販売し、徐々にロールケーキとして定着。2000年代に入るとロールケーキ専門店も誕生し、定番のおやつとして親しまれるようになります。現在では日常的に食べられるケーキになりました。
世界のロールケーキあれこれ
世界中で親しまれているロールケーキですが、その国々によって特徴が異なります。
そこで各国のちょっと変わった、ロールケーキ事情について紹介をしたいと思います。
スペインにあるジプシーの腕
スペインでもロールケーキは国民のおやつとして親しまれています。スペイン語ではBrazo de Gitano(ジプシーの腕)と呼び、褐色の肌をしたジブシーから名付けられました。
日本のロールケーキとは異なり、外側が褐色になっているのが特徴。ケーキの表面に焦がしカラメルが塗られ、甘さの中にほんのり苦味を感じることができます。甘ったるくなく、日本人でも美味しく食べられるスイーツです。
台湾のヤニックロールケーキ
もちもち感と雪のように溶けていく生クリームが絶品のヤニックロールケーキ。台湾が発祥で発売後3年で売上累計280万本、10秒に1本売れるロールケーキとして話題に。現在は日本にも進出し爆発的な人気を誇っています。
通信販売が主で、注文を受けたその日に製造から発送までを行います。もちろん国内製造で、原材料も日本国産のものだけを使用。日本とは一味違った台湾発のロールケーキを味わってみてはいかがですか。
ポーランドのマコヴィエツ
ポーランドではマコヴィエツと言われる、ケシの実がたっぷり入ったロールケーキが有名です。ケシの実は脂質のタンパク質が多く、お菓子の飾り付けや香り付けなどでも利用されています。
マコヴィエツはケシの実を甘めに仕上げ、ロールケーキに混ぜ込んでいます。甘さは控えめなので、甘いものが苦手な人にもおすすめです。
アイディアいっぱい! インスタで見つけたアイディアロールケーキ
世界中で愛されるロールケーキですが、アイデア次第で面白い作品を作ることができます。
特にインスタグラムでは、工夫を凝らしたアイデアロールケーキを作る人が多いです。
カットしたロールケーキに顔をデコレーション。可愛すぎて食べるのがもったいないですね。これなら誰でも簡単にアレンジできそう。
ロールケーキの上にお花畑が広がっています。これまた崩すのがもったいない。誕生日やお祝いで出されたら、めちゃくちゃ嬉しいですね。
こちらはクリームを顔に見立てて仕上げたロールケーキです。スヌーピーを考え出したのはセンスの現れですね。
これは女性の誕生日プレゼントにしたら喜ばれそうですね。もはやアート作品のよう。
色々な種類があるもの魅力
ロールケーキはバリエーションが豊富なケーキです。シンプルな生クリームからデコレーションまで、季節やイベントに応じて楽しめるのもいいですよね。
ロールケーキは素材の味がそのまま出るケーキです。パティシエによっても仕上がりが違って面白いですよ。
いろんなお店のロールケーキを食べ比べしてみてくださいね。