この世に存在する物には、すべて名前が付けられていると言っても過言ではありません。
誰もが経験したことがあるけど、名前があるなんて想像もしなかった事象だとか、「え!?こんな物にまで」と思うような意外な物にだって、ちゃんと名前が付いていたりしますよね。
それらを最初に見つけた人や、作って名付けた人がちゃんといるのだと思うと、尊敬の念とともに、ちょっとうらやましく思う気持ちが沸いてきたりしませんか?
「メイメイ」はさまざまな架空の物事に「命名」、それが何に付けられたか当てて競うワードゲーム。一番の特徴は、絶妙なネーミングのセンスが勝負の鍵ということ。
そんな、なんとも奥深いゲーム「メイメイ」をご紹介します。
必要なのは「誰かわかってくれるだろう」…そんな絶妙なさじ加減
「メイメイ」の遊び方は、名付け親がカードに描かれた物事に名前を付け、それが何に付けられた名前なのかを他の解答者が当てるというもの。
宇宙探索船の乗組員となり、降り立った星で見つけた未知の物たちすべてに命名する──実はこれ、「メイメイ」に隠された設定。そんな壮大な使命のもと、ワイワイしながら楽しく名付けられるゲームなのです。
全員当たっても、当たらなくても「ボツ」──すなわち誰も得点にならないので、皆にわかり過ぎても、わからなさ過ぎでもダメ。
名付ける際には、「誰かわかってくれるだろう」という絶妙なさじ加減が必要になり、センスが問われることになります。
見ているだけでも絶対楽しい!味わい深いかわいらしさとおもしろさ
「メイメイ」を制作したのは、SNSでも話題のクリエイターerror403(えらーよんまるさん)さん。error403さんはイラストレーターとしての活動のほか、オリジナルキャラクター「エラーくん」のLINEスタンプやグッズを手掛けるなど、幅広く活躍するクリエイターです。
100枚のカードに描かれるユル~くかわいらしい絵柄の、なんとも言えない味わい。不思議なおもしろさはネーミング欲求が高まりますし、見ているだけでも絶対楽しいと思います!
『はじめて見る牛肉の部位』『地元にしかないコンビニ』など、なかなかニッチなカードも。探索船の人、まずそこ行きますか?と言いたくなる絶妙なチョイスが揃います。
ゲームをする中で、おもしろいことを言わなければ!と気負いそうになりますが、遊んでいるうちに、きっと「メイメイ」の世界に引き込まれて行くでしょう。
準備もルールもカンタン。「メイメイ」の遊び方
それでは「メイメイ」の遊び方とルールを、実際に名付けながら説明していきたいと思います。
ルールも遊び方もカンタンなので、すぐ楽しめますよ!
1.「メイメイ」の遊び方
まず1名が名付け親に。これを交代で行っていきます。名付け親は、中央に裏向きで置いた山札からカードを1枚引いて名付けます。
2.どんな名前が良いかな?名付けてみよう!
名付け親が『この生き物の名前』のカードを引いたとします。
そして、名付けたのは「モコンペ」という名前。「モコ」っとした感じから降りて来たワードですが、イメージ通りだとすぐにわかってしまいそうな気もなきにしもあらず…。
あまりにわかりやす過ぎても、誰もわからなくても得点にならないため、ネーミングの際は、その辺りの兼ね合いが難しい印象です。
【ポイント その1】誰か1人は当ててくれそうな、絶妙なネーミングセンスが必要
3.ハズレ札を追加して選択肢を増やす
名前を付けたら山札からカードを引いて、正解以外の選択肢となるハズレ札を追加します。
ここで『200年後に人類が移住する惑星』のカードが出たとすると、「モコンペ」は惑星の名に。まぁ、アリと言えばアリでしょうか。
古代の言語のような語感でもあり、この惑星に辿り着くまでの壮大な物語を感じられなくもありません。
さらに山札から引いて出たのが『パロウ語で「愛」』。愛にしては響きが若干ユルいような気もしますが、そこはパロウ語ならではということに。
倫理の教科書あたりに載っていたとしても、さほど違和感は覚えないかも知れません。
4.意外な偶然も?クイズを出題する
以上の3枚のカードで、なんとかクイズとしてはいけそうな印象。これで出題することにします。
ハズレ札を含めたカードをよく混ぜて、表向きに提示します。
【ポイント その2】ハズレ札は1~3枚まで追加可能。選択肢を最高4枚まで増やせます。
名付けた名前は正直、他のカードとはしっくり来ないのではないかと思っていましたが、案外馴染みが良いのに気付かされました。ハズレ札の選択肢の中に、偶然それらしいネーミングが混ざっておもしろくなることもあるようですね。
【ポイント その3】得点について
●全員正解・全員不正解は「ボツ」。名付け親、解答者ともにポイントは0。
●解答者に正解・不正解それぞれいる場合、正解者は本人にポイント1、不正解者はその人数分のポイントが名付け親に。
名付けが成功したカードは、採用カードとして飾っておきます。採用カードが人数+3枚になったらゲーム終了。この時点で一番得点が高い人が勝ちとなります。
勝敗の鍵は…やっぱりネーミングのセンス!
ネーミングのセンスが問われる「メイメイ」。やっぱり勝敗の鍵を握るのはその人の「腕」次第のようです。
性格や感性を知り尽くした同士ならば、その人のネーミングセンスを推理するのも楽しみのひとつでもありますね。「この人だったら、こんな名前を付けそう…」そんな駆け引きがあったりして、盛り上がること必至ですよ!
思わぬ人から思わぬネーミングが飛び出したり、伝説的な流行語が生まれるなんてハプニングも期待できるかも。頭の柔軟な子どもなんて、きっととんでもない珍命名を生み出す天才ですね。
リモートでも遊べるので、遠隔で名付けるのもオススメです。
子どもも大人も、この機会に「メイメイ」をお家遊びに加えてみてはいかがでしょうか?
商品情報
商品名 メイメイ
ゲームデザイン・イラスト error403
発売元 幻冬舎
商品紹介ページ(幻冬舎) https://www.gentosha-edu.co.jp/book/b547859.html