みなさん、こんにちは。半分台湾人のSeikyoです。
なかなか海外旅行が難しい時期ですが、今回は東京で本格的な「台湾風朝ごはん」を堪能できる場所をご紹介したいと思います。
朝ごはんは外食するのが普通な台湾人
台湾人の朝食は一般的に家庭内ではなく、外食をするという独特の文化があります。平日の忙しい日にはお店でテイクアウトして、学校や職場に持ち込んで食べることも一般的です。
近くにオフィス街や学校がある場所では、通勤や通学に使う主要道路の脇に必ずといっていいほど「朝ごはん屋さん」があり、早朝の5、6時からお昼すぎまで営業しているところが多いため、様々な業態の人でも困ることがありません。
その多くは看板に「〇〇早餐(朝ごはん)」、「〇〇豆漿(豆乳)」、「〇〇漢堡(ハンバーガー)」などと書かれていて、地域の人気店だと行列に並ばないといけないくらい賑わいます。
東京で台湾の朝ごはんを味わえる
もちろん現地に赴いて本格的な朝ごはんを食べることに越したことはありませんが、ここ山手線の五反田駅の近くにある「東京豆漿生活(トウキョウドウジャンセイカツ)」では、台湾で食べる味とほぼ変わらない朝ごはんを堪能することができます。
「豆漿(ドウジャン)」とは中国語で豆乳のことで、台湾の朝ごはん屋さんには必ずと言っていいほど提供されていて、朝食には欠かせない飲み物となっています。日本で一般的に売られている豆乳とは風味がまた微妙に違っていて、大きく砂糖を足して甘くしたタイプと、具が入った塩味の豆乳スープに分けることができます。
早朝から行列ができるほど人気の朝ごはん屋さんですが、豆乳以外にどのようなメニューがあるのかもみてみましょう。
伝統的な焼き菓子も豊富
台湾の朝食文化で、豆乳に合わせて食べる最も代表的なものといえば「焼餅(シャオビン)」でしょう。
焼餅とは中国式の焼きパンのことで、最近の朝ごはん屋さんではトーストやサンドイッチなどの洋風なメニューが増えてきていますが、焼餅は昔から台湾の人々に親しまれてきた伝統的なおやつです。
「餅」という漢字が入っていますがおもちとは完全な別物で、食感はどちらかといえば水分が少なめなパンに近いイメージで、表面にごまをまぶしていることが多いです。
形は長方形のものから口に入れやすい丸い形のものがあり、味もバリエーション豊かです。
ピーナッツやごまの餡が入った甘いものから、大根やニラを使ったしょっぱい系のものがあり、飽きることなくその日の気分に合わせて餡を選ぶことができます。
この日注文したのは、「鹹豆漿(シェンドウジャン)」と「花生餅(ファーシェンビン)」。
干しエビ、大根、ネギが入っていて、お酢で味付けをした優しい味の豆乳スープ。その中にはパリパリとした食感が味わえる中国式のパン「油條(ヨーティアオ)」が入っていて、まさに台湾の食卓を彷彿させる一品でした。「花生餅」はピーナッツの餡が入った甘い焼餅のことです。
朝食を大切にする台湾人
一日のスタミナ源を朝にしっかり補給して、仕事や学校に行くという考え方が定着している台湾。
台湾人同士でもよく、「明日朝ごはん食べに行かない?」とお誘いをするほど、気軽に外で朝食をとれる文化が根付いています。
皆さんもぜひ台湾の朝ごはん文化に触れてみてはいかがでしょうか?
では、次回もお楽しみに!
店舗情報
東京豆漿生活(トウキョウドウジャンセイカツ)
場所 東京都品川区西五反田1-20-3
営業時間 月曜~土曜 9:00~15:00(売り切れ次第閉店)
Instagram https://www.instagram.com/tokyomamehana/