みなさん、こんにちは。半分台湾人のSeikyoです。
今回ご紹介したいのは、日本人にも人気の台湾土産「パイナップルケーキ」です。
パイナップルケーキって、何?
パイナップルケーキとは、パイナップルで作られたジャムをクッキーの生地で包んで焼き上げた台湾の銘菓です。中国語では「鳳梨酥(フォンリースー)」と書き、「鳳梨」とはパイナップルのことで、「酥」は一般的に焼き菓子のことを指します。
台湾は亜熱帯に位置するため、もともとパイナップルの生産が盛んで、果物としてそのまま食べる以外にお菓子や料理にも使われたりと、様々な形で食卓に登場します。今では「台湾土産=パイナップルケーキ」と言っても過言ではないほど、台湾ではポピュラーなお菓子となっています。近年では、メロン味やマンゴ味といった違うフルーツの味バージョンも登場しています。
パイナップルケーキには2種類ある
パイナップルケーキは主に材料の違いで、大きく2つに分類することができます。
まず一番オーソドックスな「鳳梨酥」は、お土産屋さんだけでなく一般的なスーパーにも幅広く売られているもので、これは餡に冬瓜(トウガン)などパイナップル以外の原料を混ぜているのが特徴です。食感は比較的しっとりとしていて、繊維質が少なく比較的酸味を抑えたものが多い印象です。
一方の「土鳳梨酥」は、餡に100%のパイナップルしか使用していないのが特徴です。酸味が強く果実の繊維質が比較的多く残っていて、パイナップル本来の食感に近い味わいを楽しむことができます。
どちらも同じパイナップルケーキでおいしさに変わりはありませんが、台湾人の中でも好みが分かれます。
16ブランドのパイナップルケーキを集めたギフトセット
台湾の街中に売られているパイナップルケーキですが、製造メーカーによって味や食感・形状が少しづつ違っており、台湾にいれば自分の好みに一番近いものを食べ比べたりすることができます。
そんな中、今年の中秋節のシーズンに台湾で話題になったのが、こちらの「鳳梨酥名品點點名」と呼ばれるパイナップルケーキの手土産セットですが、なんと16もの異なるブランドのパイナップルケーキを一箇所に詰め合わせていて、一気に様々なパイナップルケーキを食べ比べることができます。
なかなかクリエイティブな発想のギフトセットのパッケージは、パイナップルということで黄色を使うと思いきや大胆に薄いピンクを使っていて、箱の表面にはかわいらしいキャラクターの顔が描かれています。箱の中は中華圏で縁起のいい「赤」で統一されていました。
色んな種類のパイナップルケーキが一度に楽しめる
ここからは16のパイナップルケーキのうちのいくつかを、ご紹介したいと思います。
まずは、こちらのパイナップルケーキ。台南の「関廟」というところで採れたパイナップルを使っており、しっとりした餡と焼き上がった香ばしい生地が見事にマッチしていて、王道のパイナップルケーキのおいしさを味わうことができます。
次に、先ほどもご紹介した「土鳳梨酥」タイプのパイナップルケーキです。このように形状が少し長いものが多く、中身のパイナップルジャムが一般のものに比べて色が濃い目なのがわかります。
最後にご紹介したいのは、こちらの卵黄が入っているタイプ。卵のほんのりしょっぱさがジャムの甘さとミックスして、独特な風味を味わえます。
ここまで、パイナップルケーキの魅力をお伝えしました。
皆さんもぜひパイナップルケーキを食べ比べてみて、そのおいしさを堪能してみてくださいね。
では、次回もお楽しみに!
商品情報
商品名 鳳梨酥名品點點名
公式サイト https://www.niusnews.com/Pineapplecakes