みなさん、こんにちは。半分台湾人のSeikyoです。
今回みなさんにご紹介するのは、2019年の秋に東京でオープンした台湾の大型書店チェーン、「誠品生活」です。店内の様子をお届けしつつ、おうちに買って帰って楽しめる「台湾スイーツ」を中心にご紹介したいと思います。
早速、みていきましょう!
台湾人なら誰でも知っている本屋さん
台湾人に有名な本屋さんはどこかを尋ねると、必ずと言っていいほど「誠品書店」の名が出てくるでしょう。1989年に台北で創業され、現在台湾で38もの店舗を持つ大型書店チェーンです。もともとは芸術や人文を中心とした書籍を扱っていましたが、徐々に一般的な書店へと発展し、近年では複合的なショッピングセンターとしても規模を拡大させました。
その中で「誠品生活」は複合セレクトショップとして、書籍以外にも雑貨や日用品、ご当地フードなど、衣食住に関わるあらゆる商品を一か所に集め、「お洒落な本屋さん」として地元民だけでなく、近年では台湾に観光に訪れる人たちの中でも人気を集めています。
また「誠品生活」の特徴の一つとも言えるのが、チェーン店ながらも一つ一つの店舗でそれぞれオリジナルの構成や内容のショップを持っており、独自のコンセプトやテーマを掲げていることです。その都市ならではのテーマに沿った店舗づくりを目指しているのです。
2019年に中華圏を越えて、日本に初上陸
台湾以外に、香港や中国本土でもお店を展開していましたが、2019年9月に初めて中華圏を超えて、日本1号店がオープンしました。店内は「書店」を中心としていますが、読書だけでなく本格的な台湾料理を楽しめたり、クッキングショーやワークショップなどを通して台湾文化を身近に感じることができます。
また、日本と台湾両方の文化を取り入れたデザインや、異なる文化を超えてコラボしたブランドなどが所々に見られ、ここの店舗ならではの個性を醸し出しています。
クリエイティブプラットフォーム「EXPO」では、50を超える台湾のブランドが進駐しており、伝統的な民族文様や花柄を使った商品や、台湾の街中で見かける象徴的な絵柄を使った小物など、様々なアイディアが商品化されています。漢字しか使っていないデザインも個性的で、どれも「台湾らしさ」を存分に感じ取れます。
台湾の庶民フードも盛り沢山
食品ゾーンには、台湾人の生活に欠かせない庶民フードや調味料がずらりと並んでいて、その中でもいくつか、手軽に食べられて日本人の口にも合うスイーツをご紹介したいと思います。
まず一つ目が、「仙草蜜」と呼ばれるスイーツです。「仙草」とは名前からも連想できるように、漢方薬にも使われているシソ科の植物で、この「仙草蜜」はハーブの香りと蜂蜜の味がマッチしていて、粒々の仙草ゼリーの食感も味わうことができます。台湾の暑い夏にぴったりの庶民フードです。
二つ目がこちらの「牛奶花生」。「牛奶」が牛乳、「花生」がピーナッツのことで、ベースは濃厚なミルクというよりかは割とさっぱりした味わいで、ピーナッツ本来の香りがより一層引き立ちます。台湾では一般的な家庭料理にもピーナッツがよく使われていて、炒め物やスイーツのどちらにもよく登場します。
なかなか全てご紹介しきれませんが、皆さんもぜひ「ザ・台湾ローカルスイーツ」を味わってみてくださいね。
東京で台湾を身近に感じたいなら、誠品生活へ
ここまで、店内の様子とおすすめのスイーツをお届けしました。
誠品書店は『TIME』誌アジア版がアジアで最も優れた書店として称したほど、世界的にも注目を集めています。「誠品生活日本橋」の店舗デザインは台湾を代表する世界的建築家、姚仁喜(クリス・ヤオ)が手掛けていて、日本橋の歴史や文化からインスピレーションを受けたそうです。
日本で台湾を身近に感じたいのであれば、この記念すべき日本1号店にぜひお立ち寄りください。
では、次回もお楽しみに!
店舗情報
誠品生活日本橋
住所 東京都中央区日本橋室町3-2-1 COREDO室町テラス 2階
営業時間 10:00~21:00
オフィシャルサイト http://www.eslitespectrum.jp/