お出かけがなかなか出来ずもどかしい今… そんな中、恩賜上野動物園、葛西臨海水族園、多摩動物公園、井の頭自然文化園から自宅で動物園・水族館を楽しめる新しい試みが始まりました。
この記事では、都立の4つの動物園・水族館をパソコンやスマートフォンから楽しめるwebコンテンツ「東京Zoovie Maps & Tours」をご紹介します。
おうちで動物園・水族館を探検!3Dビューでのバーチャルツアー
「東京Zoovie Maps & Tours」では、都立の4つの動物園・水族園、日本、世界のマップをめぐり、各施設を探検しながら、日本や世界の生き物について楽しく学ぶことができます。
入口となる「東京マップ」には、かわいらしいイラストで恩賜上野動物園、多摩動物公園、葛西臨海水族園、井の頭自然文化園の4施設の入り口を表示。行きたい施設をタップすると、各施設の園内マップに移動します。
見たい生き物をタップすると、バーチャルツアーに入ることができ、それぞれの展示のまわりを3Dビューで見ることができます。通路を歩きながら、生き物たちがどこにいるかな?と探すあのわくわくする感じが、自宅から体験できちゃいます。専用ゴーグルがあれば、高画質のVR映像でも楽しめるとのことで、さらに臨場感のある体験ができそうですね。
バーチャルツアーの地図上に登場する緑色の円をクリックすると、「ビジターズビュー」として、動物たちが活発に動き回る姿も見ることができます。例えば上野動物園のパンダのコーナーでは、のんびりと笹を食べるパンダの姿を映像で見ることも。ほかにも「たべることはいきること」というタイトルで、さまざまなどうぶつたちのお食事タイムを動画で観察できてしまいます。
動物たちの意外な一面も?「とっておき映像」や 動物園・水族館の裏側の紹介も
バーチャルツアーでは、地図上(リンクポイント)から動物園・水族園ならではの様々な動画(Zoo Movie=Zoovie)も楽しむことができます。
例えば、黄色の円は「みてみてとっておき」。各施設のスタッフの皆さんが撮影された”とっておき”の瞬間を一緒に目撃できちゃいます。例えば、恩賜上野動物園のホッキョクグマのコーナーでは、ホッキョクグマが放飼場のプールにダイブする迫力の瞬間を。井の頭自然動物園のリスの小径のコーナーでは「二ホンリスのクルミ隠し」として、リスがクルミを地面にこっそりと埋め込むかわいらしい様子なども。このほか「かんさつのヒント」として、園内で生き物を観察する際のポイントも紹介されています。
紺色の円は「とっておきトーク」。スタッフの皆さんによる園内の見どころや生き物についての詳しい解説を楽しむことができます。例えば葛西臨海水族園では、副園長によるクロマグロの大水槽の紹介も。まるで工場のように大量のポンプや配管が並ぶ部屋や真上から見た水槽など、普段は見ることの出来ない水族館の裏側も覗けてしまいます。「マグロの大水槽は1時間に2200tもの水が循環する」など、思わず「へー!」と驚いてしまうような情報に興味津々です。
動物園の動物たちはどこから来たの?図鑑のような「マップ」で、動物たちのことをもっと知ろう
東京Zoovieのなかには、「日本マップ」「世界マップ」という大きな規模のマップも。ここでは、4園で展示されている動物たちの生息地がかわいいイラストで紹介されています。
動物園や水族館にいる生き物たちは、本当に世界中から来ているのだということに改めて気づきます。例えば、上野動物園にいるライチョウは、実はノルウェーから来ていたり。そして、まるで図鑑のように、動物たちの生態や生息地の解説、レッドリストの掲載、どこの動物園・水族館に行けば会うことができるのかまでも知ることができます。
パソコン、スマートフォン、タブレット端末から、いつでも、どこでも、都立動物園・水族園を楽しむことができる「東京Zoovie」。
気軽に外出しづらい現在ですが、しばらく訪問していなかった動物園・水族館も気軽に楽しむことができ、外出ができるようになったら久しぶりにあの動物園・水族館に行ってみようかな?なんて考えながら、楽しい時間を過ごすことができます。
次の週末は、おうちから動物園・水族館を楽しんでみるのはいかがでしょうか?
コンテンツ情報
東京Zoovie
公式サイト https://www.tokyo-zoo.net/zoovie/