皆さんこんにちは!
顔面占いのマスコットキャラ「顔面おじさん」です。今回は顔面占いの思い出の一つ、マレーシアのクアラルンプールでイベントに参加した時のお話を、顔面占い師・ニッパシと、プロデューサー・川勝小遥の二人に変わってご説明させていただきます。
顔面占いは日本だけのものと思っていたでしょ? 違うんですよ〜。実はグローバルに活躍していたのです。今回はその活躍の様子をお伝えいたします!
マレーシアで顔面の笑いは通用するのか!?
まずイベントのご依頼をいただいた時に、頭に浮かんだのがこれでした(笑)。
マレーシアは多民族・多宗教の国なので、見ているテレビ番組やカルチャーがバラバラ。つまり笑いのツボも千差万別。
そんな人達をどうやって笑わせたらよいのか。。。しかも英語で。。。
当時の私はいつものブラックな笑いで攻めたら怒られるのではないかと、ビクビクしていました。
わりとガチなイベントじゃん!!
そう、顔面占いが呼ばれたクアラルンプールでのイベントというのが、まさかの日本の国交省が主催する新幹線のPRイベントでした。しかもイベント当日にPRをする作家は日本から私だけ。これって日本代表ってこと!? と依頼をいただいた時はテンションが上がりましたが、イベントが近づくにつれて妙なプレッシャーに不安が増していきました。
イベント会場の空気感
新幹線のPRイベントということで、事前に診断結果は新幹線にまつわるネタという事は決まっていましたが、似顔絵をどこまで攻めていいのかは全く分からぬまま、イベントはスタートしました。
ついに一人目のお客さんがご来店。おお、なんか高級そうな服装のマダムだな。しかも周りから先生と呼ばれている。只者じゃなさそうだ。うぅぅ。。(汗)
そして追い打ちをかけるように、イベント運営の関係者から一言
「こちらの方はVIPなお客さんなので、よろしくお願いします!!」
ちょっと待ってくださいよ!
そのよろしくお願いしますって、似顔絵のさじ加減を調整しろってこと!? と一瞬思いましたが、もう細々と勘ぐるのはやめよう。と何か吹っ切れてしまい、いつも通りに攻めて描くことにしました。
すると、なんと! 想像以上にマダムがウケているではないですか(笑)。
攻めまくる顔面占い!
一人目のお客さんでノリを掴んだ私は、そこから攻めに攻めまくりました!
ヒジャブを着たジャーナリストの方、ISETANで働くインド系の方、地元メディアの編集長などなど、多民族・多宗教の国ということを忘れて攻めた似顔絵を描き続けました。
日本代表として2日間攻めに攻めた結果、誰も怒らすこともなく沢山の笑顔をいただき、無事にミッションを終える事が出来ました!
さらにこのイベントをキッカケに、今でも交流の続く顔面フレンズとも出逢えたので、クアラルンプールは私にとってとても思い入れのある第二の故郷となりました〜しみじみ。機会を与えてくださった関係者の皆様、本当にありがとうございます!
顔面占いがアナ○ースカイに呼ばれたら、間違いなくクアラルンプールに飛ぶでしょうっ!!
追記:なぜ顔面占いがクアラルンプールに呼ばれたのか
マレーシアではSNS使用率がアジアでトップクラス!なので広告を出すよりもSNSで広まった方が認知度が高くなり広告効果が期待できます。しかもマレーシアは自撮り大国! 顔面占いをされたら、そのヤバい似顔絵と自撮りした写真をSNSにアップしたくなるに違いないだろう!! という“映え”の観点からお声をかけていただいたのでした。
では次回の顔面小話もお楽しみに〜!
文・絵: ニッパシ