突然ですが、タイヤチューブを知っていますか?
普段、自動車や自転車に乗らない人には、あまりピンと来ないかもしれませんね。
タイヤチューブとは、タイヤを一定の大きさに膨らませておくためのもので、チューブタイヤと呼ばれるものに内蔵されています。
今回は、このタイヤチューブをバッグの素材として再利用しているブランド「SEAL(シール)」について、詳しく見ていきます!
職人によるオールハンドメイドの国産バッグ
「SEAL」は、破棄されたタイヤチューブを回収し、バッグや靴などのメイン素材としてリユースしている国産ブランドです。
走行中は摩擦などによる高温に耐えながら車を支えてきたタイヤチューブ。
バッグには、数回にわたる検品でダメージの大きなものやパンク跡・切れ目のあるものを選別しながら、最終的に耐久性やデザイン性の高いもののみを使用しています。
バッグの他にも、財布、モバイルケース、キャリーケース、靴など商品ラインナップは70種類以上。
そのすべてのアイテムは、デザイナーとの試行錯誤が繰り返されており、1つの製品が完成するまで約半年~最大2年もの歳月をかけているのだそう。
シンプルでありながら、重厚感とマット感がかっこいい注目のブランドです。
職人の手によって作られる唯一無二のデザイン
「SEAL」のバックは、日本の職人の手によって1つ1つ丁寧に作られています。
というのも、タイヤチューブは縫製に高い技術と経験が必要とされる特殊な素材のため、熟練した職人でないと、バッグとして質の高いものを作るのが難しいのだそう。
職人の技術があるからこそ、縫製のみならず、繊細なデザインや美しい曲線なども表現することができるのですね。
また、一言にタイヤチューブと言ってもいろんな種類や模様があり、さらに使われた年数によって表情に違いが生まれるため、それらの個性を最大限に生かすためのデザインも吟味されています。
さらに同じデザインでも、すっかり同じ素材が使われることはありません。
すべて1点物、唯一無二のアイテムを選ぶことができるのも、とっておき感があって嬉しいですよね。
タイヤチューブの強みがバッグの素材としてそのまま活きる!
タイヤと聞くと重そうなイメージがあるかもしれませんが、タイヤチューブ自体は金属ワイヤーなどを一切含まない純粋なゴム素材のため、非常に軽いのが特長です。
また、重みや高熱にも負けない耐久性、衝撃を吸収するための伸縮性、さらには水を一切通さない耐水性の高さなど、タイヤのための機能が、そのままバッグの素材としてもプラスに生かされているのもポイント。
柔らかくて収納しやすいのに、水や汚れに強くて壊れにくいバッグなんて、かなり魅力的じゃないですか?
これなら普段使いからビジネスシーン、さらにはアウトドアまでマルチに活躍してくれますよね!
賛同できる取り組みから製品を選ぶという考え方
「SEAL」では、ブランド創立当初よりWWFジャパン(公益財団法人世界自然保護基金ジャパン)に対して売上の一部を寄付したり、製品が1つ購入されるごとに1本の松の苗木を寄付するなどの取り組みを続けています。
他にも、ネパールの子どもたちや各種被災地への寄付、渋谷区のゴミ拾い活動など、環境だけでなく社会に貢献するための取り組みにも力をいれているブランドです。
そこには、“製品を通じ、社会に貢献できる活動を身近な事から行いたい”という想いがあるのだそう。
これからは、製品の魅力もさることながら、ブランドのコンセプトや活動にも賛同できるアイテムを手にしてくという選択が、未来を創っていくのかもしれません。
商品情報
ブランド名 SEAL
販売元 株式会社モンドデザイン / MONDO DESIGN co.,ltd
公式サイト https://www.seal-brand.com/index.html