紙ストロー、竹ストロー、ステンレスストロー…さまざまなエコストローがありますが、草でできたストローをご存知ですか?
今回紹介するのは、2020年4月に販売開始された「HAYAMI 草ストロー」。販売からわずか2ヵ月で、全国50店舗以上のカフェやレストランが、すでに導入しています。
「HAYAMI 草ストロー」ってどんなストロー?
「HAYAMI 草ストロー」の3つの特長を詳しくお伝えしていきます。
完全に自然に還る「生分解性」
「HAYAMI 草ストロー」の原料は「レピロニア」と呼ばれる植物の茎。100%自然由来のストローです。使用後は、微生物によって、水と二酸化炭素に分解されます。
つまり、自然界に生息する植物同様「完全生分解性」ということ。短期間で自然に還ることができます。
「生分解性」といえば、最近ではでんぷんなどから作られた「生分解性プラスチック」のストローも多いです。
しかし、生分解性プラスチックを分解するには、コンポスト化装置が必要です。コンポスト化装置とは、生ごみなどをたい肥に分解する装置のことです。
もし、自然界で分解されるのを待つと、相当な時間がかかってしまうのだそう。
中には、生分解性プラスチックといいながら、充分に分解されないものも存在します。その場合、結局マイクロプラスチックとなってしまいます。
エコストローを選ぶ時は、自然界に還れる素材かを見極める必要があります。
耐久性・使用感に優れている
「草」と聞いて「すぐヨレっとしそう…」「使い心地が心配…」と感じたい人も少なくないのでは?しかし「HAYAMI 草ストロー」は、耐久性・使用感に優れています。
まずは耐久性。「HAYAMI 草ストロー」は、水がしみ込むと耐久性がアップ。プラスチックストローと同じくらいの強度になります。
そして使用感は、無味無臭。草っぽい味や匂いを感じることはありません。
最近では、大手カフェチェーンなどで紙ストローが導入されています。プラスチックへの意識を喚起し、本当に素晴らしい動きですよね。
ただ、紙ストローの弱点は、水分が染み込むと徐々にモソモソとしてきてしまうこと。この使用感になかなか慣れない人も多いのでは?
紙ストローが苦手なら、草ストローを試してみるのが良いかもしれません。
自然にも人にも優しい製造過程
3つ目の特長は、自然にも人にも優しい製造過程です。
「HAYAMI 草ストロー」は、製造過程で保存料や添加物などの化学物質を一切使用していません。そのため、家畜の飼料や農場のたい肥としても使用できます。
製造時のCO2排出量が少なく、使用後も分解されやすいので、環境への負担が極めて低いといえます。
また、使う人への安全性にも充分に配慮しています。草ストローに高温殺菌・UV殺菌を実施。食品分析センターでの厳しい衛生規格検査も通過しているので、安心安全に使用できるストローです。
さらに、草ストローの販売は、ベトナムの農村への支援にもなります。草ストローを製造するのは、ホーチミン郊外の農村に住む方々。農村に雇用を生み出し、コミュニティの発展にも貢献しています。
なぜプラスチック削減が必要なのか
ところで、そもそもなぜプラスチック削減が必要なのかご存知ですか?実は、詳しく知らない人も多いのではないでしょうか。
プラスチックは、自然界に分解するまで100~200年かかるといわれています。
にも関わらず、日々大量のプラスチックが海に流れ込んでいます。その数、年間800万トン。2050年には、海のプラスチックの量が魚の量を超えると予想されています。
プラスチックゴミの被害者は、海洋生物たち。クジラやウミガメなど1億頭以上の海洋生物が、プラステックが原因で死んでいます。
世界的に見てもプラスチックの消費量が多い日本。海洋生物たちへ多大な迷惑をかけている国であることは確かです。
エコバッグやエコストローのように、日常でできることから始めてみてはいかがでしょうか。
「HAYAMI 草ストロー」を試してみよう
「HAYAMI 草ストロー」のTwitterやinstaglamでは、草ストローを導入しているカフェや飲食店が紹介されています。最寄りのお店を訪れて一度試してみてはいかがでしょうか。
また、オンラインショップからの購入も可能です。使用してみたい方は、ぜひチェックしてみてください。
商品情報
商品名 HAYAMI 草ストロー
オンラインショップ https://hayamistraw.base.ec/
Twitter https://twitter.com/hym_grass_straw
instaglam https://www.instagram.com/hayami_grass_straw/