生活の中に仏壇が当たり前のように存在し、日常的に手を合わせていた習慣。
最近ではそのような人の姿も珍しくなりました。人々のライフスタイルも刻々と変化する中で、仏壇を置く家が少なくなったとも言われます。
なんだかややこしい世の中にあって、心の拠り所がほしい、そんな思いをあらためて実感している人もいるのではないでしょうか?
「KAKEHASHI SERIES」は、手を合わせることで大切な人と心を通わせられる、多くの人が安心できる場所を作りたいという思いから生まれました。
今回はそんな「KAKEHASHI SERIES」をご紹介します。
時代が移り変わり、変化した仏壇の役割
仏壇はもともと、信仰する宗派のご本尊を祀る目的で作られたものでした。いわば、お寺の本堂のミニチュア版。
実際にお寺に行かなくても、仏壇を家に置いておけば、いつでもご本尊を拝めるシステムだったのです。
確かに、失礼を承知で仏壇の中をのぞいてみると、お寺の本堂の様子がかなり細密に再現されているのがわかりますよね。
現在では信仰のあり方も変わり、ご先祖さまや亡くなった家族・親族の供養の意味で、仏壇を置くようになりました。
命をつないでくれたご先祖さまへの感謝を伝えたり、故人と向き合うことで自分のあり方を考える──そんなツールとして、仏壇の存在を見直す時期に来ているのかも知れません。
あらゆる物事をつなぐ架け橋に。「KAKEHASHI SERIES」のコンセプト
「KAKEHASHI SERIES」は、1830年創業の若林佛具製作所によって立ち上げられたオリジナルの仏壇ブランド。デザイナーに清水慶太氏を迎え、既存のイメージにとらわれない、現代のインテリアにも馴染む仏壇を世に送り出しています。
日々を過ごす中、話を聞いてほしかったり、誰かに寄り添ってほしい時はありませんか?
「KAKEHASHI SERIES」は、宗教的な意味や作法にとらわれず、心の安らぎを得られる場所を作りたい、という思いが込められています。
過去から未来へと、さまざまな思いや文化をつなぐ架け橋となり、心の拠り所となるプロダクトでもあるのです。
どこに置いても違和感の無いよう工夫されたデザイン
現在では、いろいろな事情から仏壇を置かないという選択をする家もあるそう。その一番の理由が、住宅事情にあると言われています。
まず、仏壇を置けるような広いスペースが無いこと。また、昔ながらの仏壇が、インテリアにマッチしないことが挙げられます。和室のある家が減ったのも要因のひとつなのでしょう。
現代の家のインテリアにもマッチして、どこの家に置いても違和感の無い仏壇──このようなコンセプトで「KAKEHASHI SERIES」は誕生しました。
それぞれ単独や、組み合わせて使ったり。思い思いに大切な人とのスペースが作れる「KAKEHASHI SERIES」のラインナップをご紹介します。
HAJIME 〈小型仏壇〉
シンプルでどんなインテリアにも馴染むのが特徴のオープンタイプの仏壇。
小型で奥行きが抑えられていて、薄型の本棚にも収まるサイズです。スペースに余裕がなくても置けるのがありがたいですね。
背板のファブリック張りは5色の中から選べるので、故人の好みやインテリアに合わせてコーディネートが叶います。
OMOKAGE 〈上置仏壇〉
開いた扉を左右の戸袋に収納できるので、置く場所も選びません。
「HAJIME」と同じく、5色の背板のファブリック張りから選べます。おしゃれなインテリアの中にあってもけっして浮かないのが自慢の仏壇です。
また、扉の金具は表に一切出さず、スッキリしたデザインに。実は、この金具が昔ながらの「仏壇っぽさ」を感じさせる要因なのです。
MANAZASHI 〈オープン型仏壇〉
写真立てと飾り台を一体化させた、機能的で新しいかたちの小さな仏壇。写真とともに、故人の愛用品やゆかりのあるグッズを飾れば、より故人を身近に感じられるでしょう。
ペット用の仏壇としてもぴったりです。
ENISHI 〈下台・椅子オプション〉
「OMOKAGE」と一体化させたり、天板を使って「HAJIME」や「MANAZASHI」などの小型の仏壇を置くための下台。この下台を使うことで、仏壇が家具のようなたたずまいになり、部屋の雰囲気にもよく馴染みます。
セットの椅子は「OMOKAGE」「HAJIME」の背板と同じファブリックを使っているので、インテリアに統一感をもたらす効果も。
KATACHI 〈お位牌〉
無垢材を使用した、モダンで洗練された印象のお位牌。二つとして同じものが無い木目が、大切な故人の存在を意識させるデザインとなっています。
EMI 〈写真立て〉
やさしい木目が際立つシンプルなデザインの写真立て。仏壇に合わせたり、単独で使っても。上質な木の質感が、大切な人のための空間をあたたかく演出します。
AKASHI 〈盆提灯〉
モダンな仏壇に合わせた、新しい盆提灯です。雲手と呼ばれる取っ手を真鍮で表現しています。盆提灯の雰囲気は残しながら、シンプルであたたかみのある提灯に仕上げました。
和洋問わず使えて、現代風のインテリアにもおしゃれに良く馴染みます。
よりシンプルに、そして気軽に その人ならではの新しい供養のかたち
作法やしきたりを重んじて、大切な人を供養するのはとても素晴らしいこと。でも、ちゃんとしなければという義務感にとらわれていると、いつの間にか億劫になってしまうことも。
ちゃんとするよりも、その人なりのかたちで故人をいつでも思い出したり、身近な存在として語りかけたりできる方が良いと思いませんか?
「KAKEHASHI SERIES」はよりシンプルに気軽に、故人との縁をつなぐことを提案しています。
そこにあるだけで、心がほっとあたたかくなるような大切な場所。
「KAKEHASHI SERIES」に手を合わせて、大切な人に語りかけてみませんか?
商品情報
ブランド名 KAKEHASHI SERIES
販売元 株式会社 若林佛具製作所.
公式サイト https://www.wakabayashi.co.jp/project/kakehashi/