このご時世、どうしても家に引きこもらざるを得ない状況にありますね。もちろんわたしも、ここ最近外に出るのは近所のスーパーへ出かける週に数回のみ。しばらく太陽の光を浴びていない気がします。
これは個人的な事情なのですが、我が家は北向きのマンション。窓からきれいな青い空は広がるのですが、一日を通して太陽の光が家に入ってこないのです……。
そんなとき出会ったのがこの「SUN MOBILE」。見ていくうちに、その不思議な形状とひかりに惹かれてしまいました。今回はこの「SUN MOBILE」をご紹介します。
色も、影も、ひかりも楽しめる、とっておきのアートオブジェ
「SUN MOBILE」は、アクリル樹脂加工の技術を活かして作られた吊るす形のオブジェ。アクリル部分は透明度と反射率が高く、太陽などのひかりを浴びることで、サンキャッチャーとして色、影、ひかりの反射を楽しむことができます。
アクリル樹脂は、合成樹脂の中でも極めて高い耐候性と透明性を持つ素材。水や日光に強く、水によって超重量の負荷がかかる水族館の巨大水槽などに用いられることでも知られています。
例えば、沖縄県にある沖縄美ら海水族館の巨大水槽は、高さ8.2m、幅22.5m、厚さ60cmもあるのですが、柱がないにもかかわらず、7500トンもの水圧に耐えられる仕組み。60cmの厚みを保ちながらも、きれいな透明性によって、まるで薄いアクリル板のすぐむこうに魚が泳いでいるようにも錯覚させてくれるのです。
そんな強度と透明度をもった色づきのアクリル板をカットし、接着。ラインナップは3種類で、それぞれに「Fragment」「Gummy」「Marine」と可愛らしい名前がつけられています。
「Fragment」は、和訳すると「断片」。その名の通り、ランダムに砕かれたようなアクリル樹脂部分が特徴です。カラーリングは青やグレー、グリーンといったクールカラー。モダンなお部屋に似合いそうです。
「Gummy」はお菓子のグミのような柔らかい形状。カラーリングは温かみのある赤やピンク、黄色が使われています。子供部屋や女性のお部屋にもいいですね。私の部屋にも一つ欲しくなりました。
そして「Marine」。「海」という和訳の通り、マリンカラーで彩られ、細い棒状に加工されたアクリルがまるでさざなみのよう。これからの季節、お部屋の中で手軽に海を感じられるかもしれませんね。
それぞれ、ひかりの当たり方によってまったく違う表情を見せてくれます。今、なかなか外に出られない事情の中で、外のひかりをそっとすくい、部屋に溶かしてくれる、すてきなアイテムです。
ものが人の手にわたり、そのよろこびが還ってくる。そんな思いのZEROMISSION。
「SUN MOBILE」を作るのはアクリル加工メーカーのZEROMISSION。ZEROMISSIONは2014年に企業し、現在は店舗の什器やディスプレイ用加工品などをてがけ、「SUN MOBILE」のようなデザイナーとタッグを組んだ小物も制作しています。
「SUN MOBILE」のデザイナーは、プロダクトデザインを中心にさまざまな商品のプロデュースやブランディングを手掛ける梅野聡氏。国内外を問わず、多くのデザインコンペでの受賞歴を持ち、今注目を集めるデザイナーです。
ZEROMISSIONの技術力と梅野氏の独創感あふれるデザインがうまく融合し、「SUN MOBILE」はできあがりました。
「ZEROMISSION」の「ZERO」は、“輪”を表しているんだそう。輪をものの流れにたとえ、生み出したプロダクトが色々な人の手に渡り、そのよろこびが還ってくるように、との願いと、そんなものづくりを“ミッション”とすることから、ZEROMISSIONは今日もすてきなプロダクトを生み出し続けています。
私がふと、「太陽のひかりを部屋に入れたい」と出会ったプロダクト「SUN MOBILE」は、よろこびと笑顔が生まれるプロダクトでした。今後もそんなあたたかなプロダクトをたくさん作り出してくれるであろうZEROMISSIONから目が離せません。
商品情報
商品名 SUN MOBILE(サンモビール)
販売元 ZEROMISSION(ゼロミッション)
商品販売ページ https://creativecanvas.jp/store/