文豪ってどんなイメージ?
“文豪”と聞いた時、どのようなイメージを持つでしょうか。
「国語の教科書に載ってた気がする」とか、「すごい偉い人でしょ?」とか、そんなイメージを持つかもしれません。
もしかしたら「なんだか難しそうな小説を書いた人たち」というイメージだけで、なんとなく敬遠している人もいるかもしれません。
たしかに、「人間失格」や「吾輩は猫である」、「羅生門」など素晴らしい作品の数々を世に残し、教科書にも気難しそうな顔をして載っている文豪の皆さんですが、実はそんな彼らにも、恋愛に悩んだり、お酒を飲んで喧嘩したり、どうでもいいようなことにくよくよしたりと、実に人間っぽいところがいっぱいあったのです。
実は人間味あふれる文豪の皆さん
あの夏目漱石は米が稲になることを知らなかったり、芥川龍之介は奥さんに超絶甘々なラブレターを送っていたり。日本人初のノーベル文学賞を受賞した川端康成はとんでもない借金王で、数々の素晴らしい児童文学を残した宮沢賢治だって、いかがわしい本を見つけられて、「子供たちが間違いを起こさないように教えたいと思って買った」などと中学生みたいな言い訳をしていたりするのです。
明治を代表する作家・尾崎紅葉は友人を捨てた女性が許せなくてバイト先に殴りこみ、梶井基次郎は泥酔して「俺に童貞を捨てさせろ!」と街中で叫んで友人を困らせ、国木田独歩が田山花袋に作ってあげたカレーライスはちょっと変、など。
他にも太宰治、谷崎潤一郎、中原中也、永井荷風、幸田露伴、志賀直哉、泉鏡花などなど、明治~昭和初期に活躍した作家や詩人が多数登場。
「文豪どうかしてる逸話集」が教えてくれる
作家の進士 素丸は、誰もが知っている文豪たちのかわいくて、おかしくて、“どうかしてる”エピソードを、一挙まとめてご紹介する「文豪どうかしてる逸話集」を10月25日にKADOKAWAから発売いたします。
誰もが知っている文豪の意外な一面を知ることができ、素晴らしい作品を生む人間が必ずしも素晴らしい人間とは限らないしそうある必要もないということがわかる逸話集です。
書籍情報
名称 : 文豪どうかしてる逸話集
著者 : 進士 素丸
販売開始日: 2019年10月25日
販売料金 : 1,430円(税込)
出版社 : KADOKAWA