10月2日が『豆腐の日』になった由来や「木綿」と「絹」の違いをご紹介!

ナンスカ編集部
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2019.10.02
豆腐の日

「冷ややっこ」に「湯豆腐」、「卯の花」に「みそ汁の具」に

豆腐は安くて栄養価も高く、何より美味しいこともあって、食卓では欠かせない食べ物ですよね!

日本人に愛される「豆腐」ですが、実は記念日があるんです。それが「102日」

今回は102日の「豆腐の日」を中心に、豆腐のことを取り上げていきます。意外と知らない豆知識も紹介しますので、ぜひ最後までご覧くださいね!

どうして10月2日が「豆腐の日」に?

さて、まずはどうして「102」が「豆腐の日」になったのか、その由来をご紹介しましょう。豆腐の日を制定したのは、日本豆腐協会です。

東京都千代田区岩本町に事務局を置き、日本を代表する豆腐製造業者を会員とし、豆腐製品の製造・品質・流通に関する研究・開発・教育を促進する日本豆腐協会が1993年(平成5年)に制定。

引用元:雑学ネタ帳『豆腐の日』より

102日になったのは、語呂合わせからのようです。10(とう)」と「2()」で「豆腐(とうふ)の日」。とても覚えやすいですね!

日本豆腐協会は豆腐のイメージしやすい「102日」を「豆腐の日」とすることで、もっと豆腐を食べてもらいたい、豆腐に親しみを持ってもらいたいという思いをこめているそうです。

ちなみに毎月12日も豆腐の日らしい

毎月12日も豆腐の日?

「豆腐の日」について調べていくと、さらにもうひとつの「豆腐の日」について出てきます。それが「毎月12」。

実はこちらも日本豆腐協会によって制定されていて、由来も語呂合わせの「10(とう)」と「2()」からきています。スーパーなどでのぼりが出ていることもあるため、知っている人もいらっしゃるかもしれません。

1年に一度しかない「102日」だけでなく、もっと豆腐を身近な食べ物と感じてほしいという日本豆腐協会の願いから、「毎月12日」にも豆腐をフューチャーしているんですね。

日本ではいつから豆腐が食べられていたの?

いつから豆腐は食べられていたの?

今では全国どこでも食されている豆腐ですが、日本で「豆腐」が食べられるようになったきっかけには諸説あります。

もっとも有力な説が、「遣唐使」によってもたらされたという説です。

当時の日本は、遣唐使を通じてさまざまな技術・学問を唐(現在の中国)から輸入していました。そのなかに豆腐などの食品加工技術もあったのではないかという説です。

平安の終わりごろの書物には「唐府(とうふ)」という食べ物が登場していることもあり、この頃から日本でも豆腐が食べられていたのではないかと推測されています。

「木綿」と「絹」って何が違うの?

豆腐と言えば、「木綿(もめん)豆腐」と「絹(きぬ)ごし豆腐」がありますよね!「木綿豆腐」は素朴な食感が、「絹ごし豆腐」はなめらかな口当たりが特徴的です。

この二つの違いは、作り方の違いにあります。まずは「木綿豆腐」から。

もめん豆腐は豆乳ににがりを加えてある程度固めた凝固物を、あらかじめもめんの布を敷いた三方に穴のあいた箱型に流しこんで、このとき、箱型にふきんをしきつめます。豆乳を流し入れたら重しをし、水分を切りながら固めていきます。この箱型に敷いてあるもめんの布目がそのままついたものが、もめん豆腐の特徴です。

引用元:日本豆腐協会『豆腐の原料・作り方』より

次は、「絹ごし豆腐」です。

きぬごし豆腐には、箱型に穴がなく、重しも置かず、布を敷きつめることもありません。きぬごし豆腐は、豆乳自体を箱型に流し入れ、そこに凝固剤を入れて固めます。こうした製法のために、きぬごし豆腐の豆乳は、もめん豆腐の場合よりも濃厚なものを使うのが特徴です。

引用元:日本豆腐協会『豆腐の原料・作り方』より

このように、にがりの入って凝固したものを入れ、重しで水分を抜く「木綿豆腐」に対して、「絹ごし豆腐」は濃厚な豆乳を入れてそのままにがりで固める製法を用いています。

「絹ごし豆腐」のなめらかでのどごしの良い食感は作り方から来ているのですね!栄養は「木綿豆腐」が若干タンパク質の含有量が高く、「絹ごし豆腐」はビタミンB1などの水溶性ビタミンの含有量が高いという特長を持っています。

豆腐を美味しく食べよう!でも食べ過ぎには注意っ

食べ過ぎ注意!

豆腐はあっさりとしていて身体にもいいとあって、肥満などで食生活に気をつけている人にはありがたい食べ物です。

原材料が大豆のため、イソフラボンなどを多く含み、牛肉や豚肉、卵といった高カロリーをおさえたい人にはもってこいの食材ですね。

ただし、食べすぎには注意してください

植物性の食べ物といっても豆腐1(300g)には卵1個の倍以上のカロリーやタンパク質、脂質が含まれています。

基本的には豆腐の1日の目安量は、「3分の12分の1(100150g)」と言われています。

何事もバランスが大切!ということでしょうか。お肉の代わりに食べる場合には上記の目安よりも少し多めでも構わないため、1日の食事バランスを考えながら美味しくいただきましょう。

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"日常の「何それ?」を楽しむメディア"ナンスカの編集部です。

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