3月13日は何の日だと思いますか?
ホワイトデーの前日! と言いたいところですが、それだけではありません。知る人ぞ知る、あのサンドイッチデーなのです。でもなぜ、3月13日がサンドイッチデーなのか、気になりませんか?
というわけで今回は、サンドイッチデーって一体ナンスカ? の疑問に、お答えしていきたいと思います! 謎のベールに包まれたサンドイッチデーについて、その秘密を探るとともに、サンドイッチの豆知識をお伝えします。
サンドイッチデーってナンスカ?
3月13日は、「3(サン)」の間に「1(イチ)」が挟まれていることから、「イチをサンでサンド」→「サンドイッチ」と、親父ギャクのような理由からサンドイッチデーになりました。
意外とシンプルな理由だったんですね(笑)。
サンドイッチ伯爵の日
サンドイッチはイギリスのサンドイッチ伯爵によって作られたと言われています。そのサンドイッチ伯爵の誕生日ということで、実は11月3日もサンドイッチの日とされているんです。
つまり、現代においてサンドイッチの日は2つもあるということなんですね! 知らなかったです。。
サンドイッチ伯爵とサンドイッチの関係
そもそもサンドイッチ伯爵は本名ではなく、イングランド貴族の伯爵位。ケント州サンドウィッチに由来しているため、何代もサンドイッチ伯爵さんがいるんです。
食べ物のサンドイッチと深い関わりがあるのは、4代目のサンドイッチ伯爵であるジョン・モンタギューさん。10歳という若さで祖父から爵位を継ぎました。
ケンブリッジ大学を卒業した彼は、忙しい生活を送る中で「地獄の火クラブ」という上流階級の秘密結社クラブに通っていたとも言われており、当時にしたらやんちゃな実力者だったことが伺えます。
そんな仕事にギャンブルに大忙しだった4代目サンドイッチ伯爵を見たフランス人が「パンに肉を挟んだ食べ物片手に賭博ゲームに勤しむサンドイッチ伯爵」という話を随筆したそうです。「忙しいサンドイッチ伯爵が、食事の時間を短縮するためにサンドイッチを生み出した」という話は、ここから広がった噂話と言われています。
ちなみに、サンドイッチと似ているクラブハウスサンドも、19世紀頃にニューヨークにある高級カジノクラブで考案されたという説があるようです。
ギャンブルとサンドイッチって関係が深かったんですね!
ハワイはサンドイッチ諸島と呼ばれていた?
ハワイはかつてサンドイッチ諸島と呼ばれていたそうです。ハワイがサンドイッチだったと聞くと、言葉の響きから不思議と美味しそうに感じてしまいますよね。ロコモコ風?とかパンケーキ風? などと、ついつい想像してしまいます。
このサンドイッチ諸島も、実は4代目のサンドイッチ伯爵が名付けたと言われているのです。
キャプテン・クックの見つけた島だったけど…
実際にハワイ諸島を見つけたのは、キャプテン・クックというイギリスの海軍士官であり海図製作者。
ヨーロッパ人としてオーストラリアに初めて到達し、ハワイ諸島を発見。ニュージーランドの海図作製などを行いました。ハワイ諸島を発見した際には、兼ねてからお世話になっていたサンドイッチ伯爵の名前を取り「サンドイッチ諸島」と名付けたと言われています。
本当だったら自分の名前をつけちゃいたいところを、お世話になった伯爵の名前をつけるなんてめっちゃいい人だったんですね〜!
サンドイッチは世界中で大人気
ヨーロッパを中心に、いまや全世界で親しまれ愛されているサンドイッチ。サンドイッチ伯爵に思いを馳せながら、世界のサンドイッチ事情を覗いてみましょう。
イギリス
サンドイッチ発祥の国とされるイギリスでは、キュウリを挟むスタイルが古くから親しまれているそうです。少し水っぽくなりがちですが、気にしないのもイギリススタイル。
フランス
フランスでは硬いパンであるバゲットに、ハムやチーズを挟んだものが主流。フランスの美味しいワインにも合いそうなメニューですよね。
アメリカ
ピーナッツバターサンドが、子どもたちのお弁当用サンドイッチに人気。他にも、ベーコンやレタス、トマトを挟んだりツナを挟んだりと種類が豊富なのがアメリカのサンドイッチの特徴。クラブハウスサンドやハンバーガーなど、パンに具を挟む食べ物が大好きなアメリカらしいですよね。
サンドイッチが食べたい!
サンドイッチについて調べていくと、なんだかサンドイッチが食べたくなってきますよね。
日本にも、フワフワの玉子がはさまったサンドイッチやフルーツサンド、カツサンドなど日本でしか味わえない美味しいサンドイッチがたくさんあります。サンドイッチデーにはイベントを行なっているデパートもあるそうですよ。ぜひ訪れてみたいです!