こんにちは、新しいスマホにイヤホンジャックが付いてない!と1ヶ月後に気づいて焦る、きゃおりです。
さて、”下剋上”と聞くと、どんなイメージを持ちますか?
下の立場から見ると「よし、やってやった!」で、上の立場から見ると「ひ~やられた~」という感じでしょうか。
今回は「下剋上鮎(げこくじょうあゆ)」という、なんとも穏やかでないネーミングの焼き和菓子をピックアップ。
ユーモア溢れる形状や味をはじめ、戦国武将の”明智光秀”にまつわる背景も合わせてご紹介していきます。
そもそも下剋上とは?有名な歴史を簡単におさらい
下剋上の意味は「下位の者が、上位の者の地位や権力をおかすこと」で、南北朝時代から戦国時代にかけて、下層階級台頭の社会風潮を表す言葉でした。
現在でも、”倍返しだ!”と叫ぶ社会派ドラマや、時にはプライベートでも”これが下剋上か!”と思うシーンがありますよね。
歴史上では、2020年NHK大河ドラマ”麒麟がくる”で、美濃国(現在の岐阜県)を中心に、戦や下剋上が繰り広げられています。
主役の明智光秀が”敵は本能寺にあり!”と、主君である織田信長を討った本能寺の変、有名な下剋上として歴史に名を残しています。
とはいえ、明智光秀もその数十日後、羽柴秀吉(後の天下人、豊臣秀吉)に山崎の戦いにて敗れ、天下統一とはなりませんでした。
戦国時代の下剋上は、本当に紙一重の状況だったわけです。
焼き和菓子「下剋上鮎」の背景に明智光秀?この形状になった理由とは
「下剋上鮎」を販売しているのは、岐阜県岐阜市にある明治四十一年創業の”御菓子司 玉井屋”です。
そして岐阜県には、”鵜飼(うかい)”という鵜を巧みに操って、鮎などの川魚を獲る伝統的な漁法があります、、が、この菓子は、鮎が鵜に噛みついているという真逆の状況。
ここで、ピンと来た人は多いかもしれません。
「下剋上鮎」という和菓子の背景には、
”いつもは鵜に飲み込まれ続けていた鮎が、同郷の偉人で下剋上を起こした明智光秀に触発されて「下剋上」を図る!”
という、なんともユーモア溢れるストーリーがあるのです。
ホームページに書かれている「いつまでも 食われてばかりじゃ いられない」
というキャッチフレーズも、なんだか心に刺さります。
御菓子司 玉井屋:下克上鮎
https://tamaiya-honpo.co/products/detail.php?product_id=24
見た目はユニーク、その味は!?気になる焼き和菓子を味わおう
今回は、タテが約17cmの大サイズで、味は黒糖と抹茶の2種類の「下克上鮎」をお取り寄せ。
その形状をしっかり目に焼き付けた後・・・
いただきます!
歯ごたえは、ポリポリとしっかり硬め!
「鮎」の味はどちらも同じで、甘みのある和のクッキーという感じです。
「鵜」は、それぞれ黒糖と抹茶の味がしっかりあり、上品な甘みがとても美味しかったです。
まだまだある!ユーモアあふれる縁起・必勝系のお菓子
鵜飼と言う伝統的な漁法から、こんなにユーモラスな和菓子を作ってしまうのは、脱帽ですよね。
ここでは、ユニークなデザインのお菓子をご紹介していきます。
立ち上がれ!かわいくて縁起が良すぎる”起上もなか”
ネーミングからして間違いない!”かねたまる餅”
最強の受験応援にぴったりの菓子!”うかるかん”
こちらも受験のお守りに!”ウカルディ合格チョコ”
https://www.instagram.com/p/BtODBeHh9oI/?utm_source=ig_web_copy_link
味も満足な「下剋上鮎」は、さまざまなシーンの贈り物にぴったり!
「下剋上鮎」はユニークさがあり、スポーツの試合や受験の応援、就職活動や昇進祝いなどのビジネスシーンに、ジョージを交えた贈り物としても、最適です。
でも、我が家のオイッコどん(弟)が、メイッコどん(姉)に下剋上する日は、まだまだ遠い・・・