なにかとストレスの多い現代社会。
人を𠮟るにもハラスメントにはなりたくないし、愚痴っぽくもなりたくないし、と不安になって結局我慢して自分だけがモヤモヤしたまま…なんて経験もあるのではないでしょうか?
そんな時、ついモノに当たりたくなる気持ちになるかもしれないけれど、常識的にそれはタブーですよね。
でも、思いっきりモノを壊すことが目的のサービスがあるとしたら、ちょっと気になりませんか?
今回は、思いっきり食器を投げつけて割ることで、行き場のないストレスを発散しながらリサイクルにも貢献できるユニークなサービス「八つ当たりどころ」をご紹介します!
心の健康のためにお皿を割る!?
「八つ当たりどころ」は、思い切りお皿を割ることでストレス発散する“破壊セラピー(皿割りセラピー)”が体験できるサービスです。
“破壊セラピー”なんて聞いたことない!という人もいると思いますが、専門家にも新しいセラピーとして認められている、れっきとしたセラピー法の1つなんです。
人には、緊張すればするほど解放されたときの安堵感が大きくなるという性質があるのだそう。
これを利用して、“お皿を投げつけて割る”という本来はタブーとされる行動をすることで、投げるまでの緊張と思い切り割れた時の爽快感という緩和を得ることができるのが「八つ当たりどころ」です。
張りつめた糸がプツンと切れた時に得られるカタルシス効果は、心理学的に実証されており、実際にスペインなどでは心理学者や精神科医の指導のもと、使われなくなった自動車や住宅を患者に壊させる破壊セラピーが普及しているそうです。
内閣府も認定するエコ事業としても注目
でも、ストレス発散のためにお皿を割るのはもったいない…と思いませんか?
「八つ当たりどころ」で割るお皿はすべて、製造過程でやむなく出て売り物にならなくなってしまった廃食器。
さらに、粉々になった陶片はすべて回収し、破砕工場でさらに細かく粉砕・圧縮されて、新たな陶器、タイルや建材などに100%リサイクルされます。
いずれ粉砕するなら、ストレス発散ついでに思い切り割ってもらおうというのは非常に理にかなっていますよね。
これなら、リサイクルに貢献するつもりで思いっきり割れそうです。
この人にも環境にも優しく、半永久的にゴミがでない100%リサイクル再生利用の仕組みは、内閣府の環境新モデル事業にも認定されています。
伝統文化とエンターテインメントを楽しむ場として
セラピーやエコ事業として、現代にフィットした新しいものとして注目されがちですが、実はお皿を割るという行為は、ギリシャなどで古くから願掛け・厄除けとして行われてきた伝統文化としての側面があります。
また、使われる廃食器はその多くが古くから国内で高いシェアを誇る美濃焼。
割るとはいえ、一度にさまざまな種類や形の焼き物に触れることができるというのも「八つ当たりどころ」ならでは。
せっかくなら、美濃焼の美しさや、サイズや重みの違いを楽しみたいですね。
また、普段ならびっくりしたり悲しくなったりするはずの食器が割れる大きな音を、エンターテインメントとして楽しめるのも、スリリングで非日常的ですよね。
リラックスだけがストレス発散の方法じゃない!
ストレス発散というと、“温泉でゆっくり”や“お家でのんびり”といったリラックス効果の高いものが注目されることが多いですが、本当はストレスを思い切りぶちまけることだってかなり気持ちいいものですよね。
とはいえ、所かまわず発散してしまうのはちょっとスマートじゃありません。
「八つ当たりどころ」は、そんな欲求を思いっきりぶつけて、ストレスを発散できる貴重なサービスです。
サービス情報
サービス名 八つ当たりどころ
提供元 カイエンタイグローバルサービス株式会社
公式サイト http://yatsuataridokoro.com/
紹介動画 https://youtu.be/rChuZy5t_cs?feature=shared