世の中には、たくさんの物やサービスが溢れていますが、いずれも度重なる研究や検証、デザインや販路に関する議論を経て、私たちのもとに届けられています。
でも、ユーザーである私たちがその過程を知ることはほとんどありませんよね。
近年では、クラウドファンディングのようにアイデアや試作の段階でユーザーが応援できるシステムも普及してきましたが、今回ピックアップするのは、誰でも商品開発から関わることができる共創プラットフォーム「TRINUS(トリナス)」です。
企業や研究機関が持つ技術やノウハウを生かすために、クリエイターとしてアイデアを提供したり、ユーザーとしてフィードバックしたりすることができる新しい体験を、詳しく見ていきましょう!
技術・デザイン・ユーザーを取りなす共創プラットフォーム
「トリナス」は、オープンなものづくりを推進するプロダクト共創プラットフォーム。
実は、メーカーや研究機関には、企画や試作品があるものの実現されていないプロジェクトや、商品化されることを待っているユニークな《技術》が眠っているのだとか。
そこで、それらをより良い形で世の中に発信するために求められるのが、《クリエイター》の創意に満ちたデザインやアイデア。
そして技術とデザインが掛け合わされて生まれるプロダクトや体験を待っているのが、私たち《ユーザー》です。
これら3つのチカラを集め、取りなす場所として作られたのが「トリナス」です。
TRINUSとは?
アイデア募集からユーザーの手に届くまでは、大きく3ステップで構成されています。
① Open Design(アイデアの公募)
「トリナス」には、4,000名以上のスキルの高いクリエイターたちが登録されています。
1つの募集に対し、自由でユニークなアイデアが平均で100件以上も集まるのが大きな強みです。
② Co-Development(共創)
選出された商品コンセプトや開発者の想いを動画や記事としてweb発信。
そこに集まる応援者の数やコメント、クラウドファンディングでの受注生産によるテスト販売を通じて、ユーザーのニーズや視点をもとにした的確なブラッシュアップを重ねていきます。
③ Store(販売)
商品化したアイテムは企業側で販売するだけでなく、「トリナス」で小売店に商品提案をしたり、直営のオンラインストアで販売したりすることでユーザーが購入できるようになります。
このように、公募から販売までのプロセスを1つのプラットフォーム内で進めていくことができるようになっているんです。
商品開発の苦労を経験したからこそわかるありがたさ
私もかつて新商品開発に関わったことがありますが、1つの商品を作るにしても、商品の質、デザイン、価格設定、販売方法など考えることは山ほどあり、そしてどれもこだわり始めるとキリがないんですよね。
世の中に売られているものがどれほどの改良と苦労の積み重ねで生まれたか、想像しただけでもめまいがしそうになるほど本当に大変だった記憶があります。
だからこそ、多くのクリエイターから社内や業界という垣根を超えた柔軟なアイデアを募り、ユーザーの声をもとに改良していける「トリナス」の仕組みは、開発業務において大きなメリットがあるはず。
そして、それは何よりユーザーがより魅力的な商品やサービスに触れられる喜びにつながります。
世の中全体でより良いモノづくりができる社会に
これまで商品開発というと、企業内でひそかに行われるのが当たり前とされてきましたよね。
でも、これからは作り手も買い手も、みんなが一緒にオープンな場で本当に求められるものを作っていく時代が来るのかもしれません。
それは、企業だけでは難しいという意味ではなく、もっと可能性を広げられるかもしれないというポジティブなマインド。
私たちが、クリエイターやユーザーとしてモノづくりに関わることが当たり前になる世の中は、案外すぐそこまで来ているのかもしれません。
サービス情報
サイト名 TRINUS(トリナス)
提供元 株式会社TRINUS
公式サイト https://trinus.jp/partner