働き方やライフスタイル、人々の考え方など、あらゆる面でめまぐるしく変化していく現代。
これからの時代を生きていく私たちには、そんな変化に対応できる柔軟性や豊かな発想力が求められています。
それなら、環境やインテリアだって時代に合わせて変化していくのが自然な流れなのかもしれません。
今回ご紹介するのは、本を起点にライフスタイルや想像力にワクワクをもたらしてくれる本棚「Curiosity Go Round(キュリオスティゴーラウンド)」です。
“楽しい”“ずっと居たい”と思える、遊び場のような本棚がある暮らし、ちょっとのぞいていきませんか?
理想が詰まった本棚がカタチに!
「今の蔵書が全て入る本棚を作って欲しい。」
ある1人の理想をすべて叶えられる本棚を作ったら、こんなユニークな形になりました。
「Curiosity Go Round」は、株式会社Creative Project Base代表取締役を務める倉成英俊氏が、起業して6坪のオフィスを持った時、すべての理想を満たす本棚は作れないかと建築家・小林恵吾氏に相談したのをきっかけに生まれました。
倉成氏が求める理想の本棚の条件は大きく4つ。
①2500冊の蔵書が全て入る本棚を作って欲しい。
②その本棚の中には人が入れるようにして、一人でアイデアを練る場所にしたい。
③壁に備え付けるのではなく、部屋の中央に置きたい。
④デスクワークはもちろん、来社された方々とのCo-Creationが起きる場にしたい。
そこで、小林氏は棚板の一部を伸ばすことでデスクやテーブルにし、中心にくり抜いたような空間を作ることで中に人が入れるような本棚「Curiosity Go Round」をデザイン。
収納力を確保しながら、デスクでもあり、テーブルでもあり、部屋でもある本棚という、倉成氏の条件を全て実現した本棚を完成させました。
本棚に並べる時からワクワクが止まらない!
不規則な形の板が積み重なっているような「Curiosity Go Round」には、2000~2500冊もの本が収納できます。
※1冊平均約3センチで計算
なかでも私が好きなのは、本棚の内側に入れるという、遊び心をかなりくすぐられる構造。
中から見上げた様子は、まるでジャングルジムの中にいるみたいじゃないですか?
外側にはビジネス書や資料集など仕事に直結するような本を並べて、内側には小説や絵本など想像力を刺激したり、脳をリラックスさせるような本を並べるなど、外側と内側のコンセプトを設定して並べてみるのも面白そう!
本棚と言っても、別に本しか置いちゃいけないルールは無し!
内側には秘密基地のように、そこに集まる人が面白いと思うモノを並べてみるというのも楽しそうじゃないですか?
本棚を使う前から、「どうやって並べよう?」「何を置こう?」と、すでに好奇心と想像力をかなり刺激されてしまいます!
1人で、仲間と、本と暮らす毎日へ
「Curiosity Go Round」には、1人用デスクが1箇所、4人用テーブルが1箇所、ベンチが1箇所、スタンディングデスクが1箇所あります。
ミーティングに使うことが多いテーブル周りには参考資料を中心に置いておくと、必要な時にさっと出せるので話し合いもスムーズに進められそうですね。
1人で集中したいときも、背の高い本棚が壁のような役割を果たしてくれるので、周りの様子が丸見えになるデスクより自分の空間を感じられて仕事も捗りそう。
とはいえ、仕切られているわけではないので、呼ばれたときや来客時にもすぐ気付いて対応できるというのも大事なポイントですよね。
本棚が好奇心やアイディアの巡る場所になる
「Curiosity Go Round」完成後には、実際にたくさんの人たちが訪れ、本を手に取り、読み、話をしたり、アイデアを一緒に出したりという創造的な活動がより活発に行われるようになったのだとか。
部屋の中心にある本棚を眺めながら、中に入ってみたり、本を読んでみたり、時には誰かと話をしてみたり。
人が歩き回り、好奇心やアイデアがグルグル巡りはじめる様子はまさにメリーゴーランドのよう。
オフィスだけでなく、学校や公共施設に置いても、本やそこに集まる人たちに触れながら想像力を刺激してくれる場として活躍してくれます。
「Curiosity Go Round」は、現在受注生産にて購入可能です。
商品情報
商品名 Curiosity Go Round
販売元 株式会社Creative Project Base
公式サイト https://www.creative-project-base.com/Curiosity Go Round-1
|スタッフ
設計 小林恵吾
ネーミング キリーロバ・ナージャ
ロゴ 古谷萌(study and design)
web design 上江洲佑布子