ポーランド生まれのアップサイクル・バッグ「Rebago」驚きの素材とは?

かとうかのこ
かとうかのこ
2022.01.27

突然ですが、あなたは「アップサイクル」と言われて、ピンときますか?

この頃、日本でも少しずつ広がってきている「アップサイクル」とは、不要なものを資源としてさらにより価値の高いものに生まれ変わらせることを表す言葉です。

今回ご紹介するのは、アップサイクルとして作られたポーランド発のおしゃれなバッグたち。

独特の質感やデザインが個性的なバッグは、暮らしの中で誰もが目にしたことがあるほど身近だけど、ちょっと意外な素材を使って作られているんですよ!

それでは、さっそく答え合わせをしてみましょう!

シートベルトや消防ホース、意外なものからバッグが生まれました。

Rebago

「Rebago」 は、トラックターポリン、車のエアバック、シートベルト、自転車のチューブ、消防ホースなど、これまで廃棄されるだけだった素材を利用して作られたバッグです。

ターポリンに馴染みが無い人もいると思いますが、身近なところでいえば、大会の応援席で掲げられている横断幕などにも使われている丈夫で耐水性に優れた素材です。

これら「Rebago」で使われている素材は、命に関わる現場で使われる物もあるくらい頑丈で、丁寧に作られているにも関わらず、欠損や消耗すると廃棄されるのが一般的でした。

Rebago

ある時、ポーランドでターポリンの製造販売と修繕をしていた夫婦が、悩みのタネでもあった廃棄ゴミから新しい商品を作ることを思いつきます。

そこから生まれたバッグが話題を呼び、ある顧客が他にも廃棄になる素材を使ってみてはどうかとアイデアがアイデアを呼び、自転車のインナーチューブ、シートベルト、消防ホース、エアバッグなど使ったバッグが誕生してくことになったんだとか。

悩みのタネが、アイデアの花を咲かせて、バッグという実を結んでいく。

モノづくりの面白さが詰まっているようなエピソードですよね。

素材が持つ機能性をそのまま生かした丈夫なバッグ

Rebago

雨風に強く、耐久性にすぐれているターポリンをはじめ、多くの素材がもともと屋外で使用されるものなので軽くて丈夫。

素材だけではなく、バッグの大きさやデザイン、形状などは人間工学に基づいて設計されているため、使い心地の面でも優秀です。

職人による1つ1つ手作りのバッグは、もとの素材が持つ色や柄、文字などが大胆にトリミングされていながら、奇抜になりすぎないスタイリッシュさも兼ね備えた使いやすいデザイン。

Rebago

一方、布地以外の素材には、ジッパー部にYKKやKROKOを用いるなど、世界的に有名な信頼と品質の高いものを使用することで、より長持ちするように作られています。

リュックタイプやショルダータイプなどさまざまな種類があるなかでも、私が特に注目したのが、バイクバック!

Rebago

こちらは、トラックの防水シートや消火ホースなどから作られているので、丈夫なうえに耐水性にも優れています。

ジッパー部分はしっかり密閉されるので、雨でも中の荷物を濡らすことなく移動可能。

さらに、暗い道でも安心して走れるように、周りに反射性のストラップが付けられています。

Rebago

デイリーバッグとしてかなりタフに使いまわせて、地球にも優しい。

デザイナーや職人たちのアイデアと技術をベースに、素材の特徴と高品質のパーツを生かし、丁寧に作られた「Rebago」のバッグは、デザインと機能性に優れたバッグです。

アップサイクルアイテムをもっと気軽に、日常に

SDGsやリサイクルが、私たちの暮らしにどんどん身近なものになってきていますが、アップサイクル商品への認知度はまだまだ低いのが現状です。

しかし、アップサイクルアイテムは、「Rebago」のバッグのように日常生活で使いやすいものも多く、取り入れるだけで未来につながるアクションを起こせる気軽さも魅力のひとつ。

新しいものを購入するときに、“アップサイクルかどうか”が選択肢のひとつになる時代は、そう遠くないのかもしれません。

商品情報

商品名     Rebago
販売元     アンドサンズ合同会社
商品販売ページ https://www.makuake.com/project/Rebago/

かとうかのこ
WRITER PROFILE

かとうかのこ

大学卒業後、海外を放浪したのち農業を始める。農業の傍ら、農や食を中心にライターとしても活動。美味しいものと、温泉、旅が好き。特技は、手だけでモコモコかつなめらかな泡を作ること。

Twitter:@kato_kanoko

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