書店にあるのは4冊の本だけ！？素敵な出会いが広がる「Chapters」ってどんな本屋さん？

秋も深まり、朝晩が肌寒くなってきましたね。
気持ちよく晴れていても、風はすーっと爽やかな秋晴れは、本当に気持ちいいですよね。

そして、昔から“芸術の秋”“食欲の秋”“スポーツの秋”なんてキャッチフレーズが付けられるユニークな季節でもありますが、なかでも多くの人が連想するのが“読書の秋”ではないでしょうか？

そこで今回は、作者もタイトルもわからない4冊の本から1冊を選べるユニークなオンライン書店「Chapters」をご紹介します。

さらに、本選びの向こう側にある、人との出会いも面白いので要チェックですよ！

素敵な出会いがある書店「Chapters」

“本は4冊しかありません。作者もタイトルも秘密です。”
さて、こんな本屋さんがあったら、あなたはどう思いますか？

「欲しい本が買えない上に、4冊しかないの？なんじゃそりゃ？」
というのが正直な印象じゃないでしょうか。

一方で、“数ある本の中から探していたものを手に取ろうとした瞬間、同じ本に手を伸ばした人と指先が触れ合って、1冊の本を譲り合う…。これって運命…？”なんて光景、見たことありますか？

きっとドラマや漫画で一度は見たことがある定番のシチュエーションですが、実際に見かけたことがある、経験したことがあるという人はほとんどいないのではないでしょうか？

4冊の本しか扱っていない「Chapters」は、こんな出会いが出来ちゃうかもしれない本屋さんなんです。

「Chapters」が届ける本との出会い

「Chapters」には、毎月、現役書店員を中心としたプロが厳選した本が4冊用意されています。

自分で買うとなると、ついつい好みが偏ってしまうものですが、日々たくさんの本に触れているプロのおすすめに委ねることで、これまで知らなかった本の面白さを発見するかもしれません。

とはいえ、すっかりお任せではなく、“4つの選択肢から自分がピンときたものを選ぶ”というのが運試しのようで楽しいですよね。

きっと自分じゃ手に取らなかった本、ちょっと気になっていた本、そういえば前にあの人がおすすめしていた本…
どんな本との“出会い”があるのか、想像しただけでちょっとワクワクしちゃいます。

同じ本を選ぶ人と出会えるオンラインイベントに参加できる

そして、「Chapters」の特徴といえば、同じ本を選んだ人と出会えること！

毎週開かれるオンラインイベント・アペロでは、本に応じて用意されたトークテーマをもとに、同じ本を読んだ者同士で交流できる“出会い”の場があるんです。

本って、周りの人におすすめしてもそう簡単に読んでもらえなかったりしますよね。

でも、ここなら同じタイミングで同じ本を読んだ誰かと、本の感想を言い合ったり、そこからお互いのおすすめを教え合ったというコミュニケーションが出来るんです。

このイベントで気が合えば、連絡先を交換することもできるので、読書をきっかけに趣味の合う親友や恋人に出会えるかもしれません。

まさに1冊の本を手に取った者同士の、運命的な出会いが体験出来ちゃうんです。

テーマに合わせた選書で暮らしがより豊かに

「Chapters」は、月ごとに設定されるテーマに合わせた4冊から、自分が選んだ1冊が届く定額サービス。
その他、アペロに参加できるチケットなどが同封されています。

1ヵ月単位で申し込むことができるので、まずはお試し気分で始めてみるのもいいですよね。

例えば9月のテーマは“モチベーション”。
夏休みも終わり、年末に向けて仕事モードを高めていきたい季節にぴったりなテーマですね。

このテーマに合わせて用意された4冊にもそれぞれ小さなテーマが設定されています。
● Editor（編集者）
● Patisserie（菓子職人）
● Photographer（写真家）
● Banker（銀行員）

自分に似た仕事を選んでみてもいいし、まったく関わりない世界のお話でも楽しそう。
もちろん、内容関係なく、ピンときたものを選ぶのもギャンブルで面白いですよね。

それぞれ著者もタイトルも伏せてあるとはいえ、あらすじや内容のメッセージが紹介されているので、前に読んだことがある本は避けることができるのもありがたい。

日々を潤すのは「読書がもたらすセレンディピティ」なのかも

プロが厳選する4冊から1冊を選ぶ定額サービス「Chapters」。

毎月1冊。素敵な本に触れるのが自然と習慣になり、そのなかで自分にとって人生の1冊になる本にも出会えるかもしれません。

さらにオンラインイベントがあることで、読書の向こう側にある人との出会いを想像し、1冊読み終えるのが楽しみになってきますよね。

読書好きの人だけでなく、“本は読みたいけど何を選んだらいいかわからない”、“なかなか読む気にならない”という人にこそ「Chapters」がぴったりなのかもしれません。