スリル満点!?廃線の上を自転車で走る気持ちよさが新しい!「レールマウンテンバイク ガッタンゴー」

かとうかのこ
かとうかのこ
2021.08.27

近年、どこかに遊びに出かけるのも環境や条件によくよく配慮しなければならない状況が続き、なかでも風通しも良く、密にならない屋外や自然の中での遊びが人気を集めています。

とはいえ、定番のアウトドアは一通りやってしまったという人も多いのではないでしょうか?

そこで新しいアクティビティとしてピックアップしたのが、奥飛騨の雄大な自然の中を、道路ではなく線路の上をサイクリングで堪能できる新感覚のアクティビティ「レールマウンテンバイク ガッタンゴー」です。

鉄道、サイクリング、自然、観光、地域活性化などなど、ガッタンゴーに詰まっているたくさんの魅力と共にご紹介していきます!

廃線の上を楽しくサイクリングしちゃおう!

当たり前のことを言うようですが、通常自転車は道路を、電車は線路の上を走りますよね?
だけど、この世には、線路の上を走る自転車というのが存在するんです!

思わず目を疑うような光景が見られるのは、北アルプスを筆頭に、壮大で美しい自然にあふれる岐阜県飛騨市神岡町。

レールマウンテンバイク「ガッタンゴー!!」は、かつて神岡町を走っていた旧・神岡鉄道の廃線のレールと自転車を組み合わせた、ユニークなアクティビティです。

「ガッタン、ゴットン」というレールの継ぎ目を走る時の線路特有の音や振動をダイレクトに感じながら、奥飛騨のダイナミックな景色の中を走るコースが評判を呼んでいます。

とはいえ、「慣れない線路を走るのは結構ハードなのでは?」と思う人もいるかもしれませんが、自転車はすべてハイブリッド車。
体力に自信が無くてもスムーズに楽しめますよ!

カップルで!親子で!ペットも一緒に!豊富な自転車の種類も魅力的!

ガッタンゴーでは、一緒に楽しむメンバーの人数や年齢、体力などに応じて、さまざまなタイプの自転車を選べるところも大きな魅力です。

2人乗り

気の合う友人同士やカップル・夫婦で楽しめるスタンダードなタイプ。

自転車はフレームに固定したレールバイクで繋がっているので、互いのペースを気にせずに、一緒に進んでいけるのも気楽でいいですよね。

木製トロッコ

こちらは、スタッフが牽引してくれるトロッコに6人まで一緒に乗ることができます。

お子様やご年配の方が一緒の場合や、ゆっくり景色を楽しみたい人にぴったりですね。

ペットと一緒

さらに有料オプションでケージを設置することで、ペットと一緒に楽しめるタイプもあるんです。

ペットといえど大切な家族。楽しい時間はなるべく共有していたいですよね。

他にも、サイドカータイプやタンデム、車いすの方も一緒に楽しめるタイプなどが用意されています。

どんなメンバーや人数でも、楽しんでほしいという思いが伝わってきますよね。

リピーターにも嬉しい!スリル満点の上級者コースも!

ガッタンゴーのコースは2種類。
初心者におすすめの「まちなかコース」を堪能したら、次にオススメなのが「渓谷コース」です。

こちらは、川に架かる大きな橋やトンネルを走るコースなので、ちょっとスリリングな体験が出来ちゃうそう。

だからこそ、これまで電車でしか見ることのできなかったとっておきの景色を堪能できる贅沢なコースとも言えますね。

「渓谷コース」で乗れる自転車は、2-3人乗りタイプのみなので、4人以上の場合はチーム分けから楽しんじゃいましょう!

廃線を有効活用することで地域活性化にも

旧神岡鉄道は、長い間鉱山鉄道を軸として活躍していましたが、トラック輸送へ切り替わる時代の流れには逆らえず、2004年に惜しまれながらも廃線に。

全線の6割がトンネルや鉄橋というこの鉄道は、起伏が激しく交通手段が限られる奥飛騨の地で、人々の生命線とも呼べるほど貴重な足でした。

神岡鉄道に限らず、自動車社会が発達した現代では、全国各地でこれまで地域住民の足を担っていた電車が減便、廃線という状況にあります。

とはいえ、地域の人々とともに長年生きてきた鉄道を、ただ廃らせるだけでは寂しすぎるもの。

しかし、このように新しいサービスとして利用することで、長い間地域を支えてきた電車の歴史や資産を残しながら、多くの人に楽しんでもらえる地域活性の場所にすることが可能に。

新しいアクティビティ「レールマウンテンバイク ガッタンゴー」は、鉄道資産の活用方法としても非常に価値のあるアイデアの掛け合わせですね。

アクティビティ情報

アクティビティ名  レールマウンテンバイク ガッタンゴー
運営元       NPO法人 神岡・町づくりネットワーク
公式サイト    https://rail-mtb.com/

かとうかのこ
WRITER PROFILE

かとうかのこ

大学卒業後、海外を放浪したのち農業を始める。農業の傍ら、農や食を中心にライターとしても活動。美味しいものと、温泉、旅が好き。特技は、手だけでモコモコかつなめらかな泡を作ること。

Twitter:@kato_kanoko

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