近年、使い方がわからない若者が登場したことで話題にもなったマッチですが、私は実家で小さいころからマッチを使い、いまもキャンプ等で愛用している現役のマッチユーザーです。
確かにライターの方が簡単で便利なのかもしれませんが、マッチを擦るときのジュボッとした感触と、火薬と木の燃える匂いがなんとも心地いいんですよね。
今回ご紹介するのは、マッチ好きの私も知らなかった、1本1本に顔がついたマッチシリーズをはじめ、ちょっとゆるめテイストのアイテムを販売している『こけしマッチ制作所』です。
いままでピンとこなかった言葉のひとつに「エモい」があるのですが、いよいよ使うときが来たようです…
まさにこれって、超「エモい」のでは!?ねえ、合ってる!?
きっかけはこけし。こけしの街・鳴子温泉限定マッチも!
『こけしマッチ制作所』の名前の通り、看板アイテムがこの『こけしマッチ』です。
鮮やかな箱から、ぎゅうぎゅうに詰められたこけしマッチが顔をのぞかせた様子は、なんとも形容しがたい空気を放っています。
マッチを眺めていたら「なんだかこけしに見えるな~」と感じ、顔を書いたのをきっかけに誕生したこけしマッチ。
なかなかマニアックなアイテムですが、地道に販路を開拓し、徐々に注目を集めたことで人気アイテムに。
現在は、マッチのシリーズ化に留まらず、マスキングテープやTシャツなどのアイテムも手掛け、さらには博物館とのコラボや温泉地限定アイテムの制作まで行っています。
そのひとつが鳴子温泉限定販売の『なるこマッチ』。
鳴子の伝統工芸品であるこけしに、ブックマッチというお手ごろな値段とかさばらない大きさで、いわゆるバラマキ土産にもちょうどよく、観光客に人気のお土産品となっています。
こけしマッチ制作所とは?
顔のついたマッチ(こけしマッチシリーズ)を中心に雑貨を作って売ってる3人組。2000年より本格的に最初の商品を販売。以後、だらだらと15年以上にもわたり、累計約100万個(推定個数)の顔付きマッチを売り上げる。途中で手ぬぐいを作ってみたりTシャツを作ってみたり、ブームに乗ってマスキングテープを売ってみたりと、活動は迷走しつつ多岐に渡る。
こけしマッチ制作所 HPより引用
1994年、「箱」をテーマにしたグループ展への参加をきっかけに始まったそうですが、最初は100個用意して1個しか売れなかった時代もあったとか。
しかし、本格的にスタートした2000年から、4年で売り上げ1000万円を突破するなど、確実にファンを獲得してきました。
ひとつひとつ手描きでスタートしたマッチの顔も、のちにハンコ式となり、今では印刷による大量生産ができるように。
本人たちは「迷走」と言っていますが、顔つきマッチのシリーズ化や、様々なアイテム展開は3人という少人数ならではの柔軟性を生かしていればこそ。
なにより、楽しんで作っている雰囲気がひしひしと伝わってくるのが、こけしマッチ制作所のアイテムがもつ魅力だと思います。
かとうの気になるアイテム3選
ここで、筆者である私かとうが、個人的なヒットアイテムを厳選してみました!
ひよこマッチ
1番ズキュンときたのが、この『ひよこマッチ』です。まず、黄色いマッチが珍しくて可愛いなって。
それからこの表情。何を考えているのか、もはや何も考えていないのか、まったく読めません。
きっと火が着いてもこの顔のままですよね?燃えているのに?なんてシュールなの!
ウェディングマッチ
これは結婚式のプチギフト用に作られたのですが、めちゃくちゃ可愛い!
紙には「Love fire burns forever! (愛の炎は永遠に燃えるぜ!)」とのメッセージが!熱い!アツイ!どうか消えないで!!
プチギフトといえばお菓子や飲み物が多い中でマッチは印象的だし、飾っておきたい可愛らしさもあるので、もらったら思わずほっこりしてしまいます。
こけマステ
「可愛いけどマッチは使わないな~」というアナタには、可愛いマッチたちが勢ぞろいしたマスキングテープはいかがでしょうか?
指人形にも見えるゆるくて個性的な表情がにぎやかなデザインは、マステファンにもたまらない一品となっています。
今後の活動も目が離せない!
ちょっとゆるくてミステリアスな表情が楽しいアイテムが集う『こけしマッチ制作所』。
「これ、どんな時に使ったらイケてるかな…」なんて妄想し始めると、結構とまらなくなりますよ。
そして、今後もさらにどんなアイテムが誕生するのかも楽しみですね。
これからも、どんどん「迷走」してほしいっ!!
商品情報
商品名 こけしマッチ
販売元 こけしマッチ制作所
公式サイト https://kokeshi-m.com/