近所で、東京で、リゾートで…。私たちは、散歩しながらBINGOする!!!

かとうかのこ
かとうかのこ
2020.03.12

BINGOって、いつも、なんかトクベツ。

ビンゴって、とってもメジャーで、誰しもがやったことがあるのに、どこか特別感のあるゲームだと思いませんか?

子どもの時でも、合宿のイベントとか、バーベキューに子供会、大人になると、結婚式の二次会くらいしかする機会がない。
なのに、ビンゴと聞くと、みんなが目を輝かせる。ワクワクしちゃう。

その魅力はきっと、ビンゴカードにある。
たとえ「ビンゴ!」と言えなくたって、穴をあけたら終わりの使い捨てだって、ゲームが終わるまで期待しちゃう。

だから特別感があって、ワクワクする。手汗でフニャフニャになるほど握りしめるくらいに。

まわりの景色がビンゴになる「おさんぽBINGO」

「おさんぽBINGO」という商品があるのは知っているだろうか?
なんと、「おさんぽBINGO」は、数字ではなく、お散歩で出会うものでビンゴしちゃうのだ!

まず、ちょっと待っておくれよ。なんだこのイラストのタッチは。
やさしい。やさしすぎる。
まだお散歩に行っていないのに、このイラストが次々出てくる風景を想像しただけでワクワクするし、ちょっとセンチメンタルになったりする。

おさんぽBINGOには、「季節」や「場所」など様々なテーマがある。
たとえば「春夏秋冬」それぞれのビンゴをするとなると、次の季節が楽しみで仕方なくなる。待てない。


待ちきれず、フライング気味に外に出れば、思いがけず新しい季節のはじまりに出会えるかもしれない。

ルールはシンプル。
お散歩に出て、見つけたものから穴をあけていく。

いつもの道が、まったく違って見えてくる。

文具研究会、その名も「ブンケン」

手掛けたのは、大手広告制作会社サン・アドの文房具研究チームである「ブンケン(http://bun-ken.jp/)」。

「じぶんを研究すると、みんなが喜ぶ」という仮説をもとに、自分のなかにある、些細で見落としがちな感覚や感性にフォーカスした取り組みが、ユニークで面白い。

おさんぽBINGOも、ブンケンの研究員が、自分の生活のなかで感じる悩み、もどかしさと向き合い、研究する中で生まれた商品のひとつ。

考えたのは、おかあさん。

おさんぽBINGOを思いついたのは、子育てに奮闘するお母さん。

子育てをするなかで、散歩に出ると、いろんなものに興味が湧いて、質問攻め。
その一方で、運動のために散歩に行こうとしても、思いどおりに出かけてくれないのもまた悩みでした。

そこで思いついたのが、「お散歩をビンゴゲームにしちゃう」こと。

ビンゴをしながら、街をしっかり観察し、世界を知って、ものの名前も覚えていく。
見事「ビンゴ!」になった日は、なにかご褒美を用意すると、ますます楽しい。

お散歩がゲームになると、こどもは、イヤイヤ期でも寒がりでも、積極的にお散歩にでかけるようになる!らしい!

日常のなかで生まれる「ビンゴ!」は、あたらしい発見の連続に導いてくれる。

「おさんぽBINGO」の商品紹介ページ(http://bun-ken.jp/item/002/)には、商品開発までの漫画があって、これがとっても可愛いので、こちらもぜひご覧ください。

大人だってめちゃくちゃハマる

とはいえ、実はこれ、むしろ、大人の方がハマっちゃうと思うのよね。

だって、大人の方が、きっと「発見」することを忘れがちだから。

すれ違う人も、移り行く景色も、生まれたころからある建物も、ぜんぶ「普通」になって、めずらしくもなければ、いちいち目を留めることもない。

でも、見慣れた場所でも「おさんぽBINGO」をしながら歩いてみたら、いつの間に自分は、こんなに世界に鈍感になっていたんだろうと感じるかもしれない。

いつもなら、ぼんやりと眺めていた景色。

そこに、こんな花が咲いていたのか。こんなに生き物がいたのか。こんな人が働いていたのか。

普通の郵便ポストだと思っていたけど、よく見ると珍しい形をしているな。

この鳥はカードには無いけどキレイだな、なんていう鳥なんだろう。

気付くほどに、見つけるほどに、こんなにも世界は豊かだったのかと気付かされる。

たった一枚のビンゴカードで。

かとうかのこ
WRITER PROFILE

かとうかのこ

大学卒業後、海外を放浪したのち農業を始める。農業の傍ら、農や食を中心にライターとしても活動。美味しいものと、温泉、旅が好き。特技は、手だけでモコモコかつなめらかな泡を作ること。

Twitter:@kato_kanoko

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