こんにちは。映画好きライター・はるみです。
私は映画鑑賞が趣味なんですが、映画の話になると、よく聞かれるのがこの質問。
「おすすめの映画ある?」
これまでの人生で幾度となく受けた質問ではあるのですが、実はあまり上手く答えられたことがないんです。なぜなら、おすすめしたい映画がありすぎるから。1本や2本では収まりません。映画好きなら、共感してもらえるはず! それでも、いつもふと口に出る作品はあるんです。
そこで、今回はナンスカセレクションということで、「おすすめの映画ある?」の質問に対して、私がいつも返している映画を5本選んでみました!
どれも本当におすすめなので、気になったものがあれば、ぜひチェックしてみてくださいね!
「横道世之介」
吉田修一氏の小説『横道世之介』を、『南極料理人』や『キツツキと雨』の沖田修一監督が映画化した作品です。
この作品は、私が大学時代にとても影響を受けた作品です。
はじめに言っておきますが、この映画の中では映画の観客にとって大きな事件は起こりません。
でも、周りの人から見たら小さなことでも、当事者にとっては大きなこと。大学に入るために上京したり、恋をしたり。この映画を見て、そんな日常の小さな事件を大切にしようと思いました。
登場人物全員がそれぞれとても輝いていて、どこかで本当に生きているのではないかと思わされるリアルさがあります。
この映画を見た後は、きっと映画の中のみんなに会いたくなりますよ!
ノッキング・オン・ヘブンズ・ドア
余命宣告を受けた2人の男が病院で出会い、海を目指す物語です。
「天国ではみんな海の話をするんだぜ」という会話がきっかけで物語が動き出すんですが、これがとてもおしゃれなんです。笑いあり涙ありのロードムービーで、シンプルに楽しい映画ではあるのですが、深いテーマもまた感じます。
「人は死ぬとわかったら、なんでもできる」
これは裏を返すと、主人公2人のように死を意識・実感しなければ、本当に向かいたい場所に向かえないということ。見るたびに、今生きているこの瞬間を大事にしようと思わせてくれる作品です。
なので、今でも何かに迷ったときや大きな決断をするとき、この作品に自然に手が伸びています。
雨の日は会えない、晴れた日は君を想う
妻を交通事故で亡くした主人公。本来感じるはずである「悲しみ」を感じず、自分というものがわからなくなってしまう。そんな、自分を修復していく物語。
この映画の原題は、Demoliton。「解体」や「崩壊」を意味する英単語です。
主人公は妻を亡くしてから、トイレの扉や時計、自動販売機、自分の家までありとあらゆるものを解体していきます。人生のある瞬間に、自分の何かが壊れてしまう時って誰でもあるんじゃないかと思うんです。
大事な人を亡くしたり、大きな挫折を経験したり。
人がもう一度前に進み始める時、一度自分を壊し解体することで見えてくるものがあるのではないかと思わせてくれる作品です。
カイロの紫のバラ
ウッディ・アレン監督作品『カイロの紫のバラ』です。このヒロインは映画が大好き。ヒロインの旦那は働かず、暴力を振るってくるどうしよもないやつ。仕事もない不況の時代で、空気は最悪。そんな苦しい状況で、ヒロインのオアシスは映画館。
ある日、映画を見ていると、なんとスクリーンの中から主人公が出てきてしまった!!…なんてところから、始まる物語です。
実は私、ウディ・アレン監督作品は苦手なものが多いんです。ちょっとわかりにくく、難しい作品が多いように思います。
そんな中でも、この映画はシンプルでわかりやすく、ロマンチックなので大好きです(笑)。映画的なわくわくが詰まっていて、夢を見せてくれる。でも、夢ばかりではなく、現実も描かれています。そんなに全ては上手くは行かないよと。夢と現実が交差して、とても好感の持てる映画です。
もし私のように、ウッディ・アレン監督作品がすこし苦手という方がいましたら、ぜひこちらの作品をご覧ください!
花とアリス
最後は、岩井俊二監督作品『花とアリス』ですが、この作品を紹介している理由は、非常にシンプル。蒼井優さんが好きだから(笑)。
なんか、すいません。。
もちろん、物語も面白いです。
でも、それ以上に注目すべきは蒼井優さんの美しさ。一度見始めると、惹き込まれること間違いなしです。こちらに関しては、特に映画の説明致しません。ぜひ、ご覧ください!
以上が、私のいつもおすすめする映画5選でした。予告編をご覧になって気になったものがあれば、映画本編もぜひ観てくださいね!
この記事が、みなさんの映画選びの参考になれば、幸いです。