みなさん銭湯はお好きですか?
広いお風呂に、お風呂上がりのコーヒー牛乳。最高ですよね。
今回は、みんな大好き銭湯に関してのナンスカです!
10月10日の『銭湯の日』についてや、銭湯の歴史、実は減少しつつある銭湯の数についても紹介していきます。
どうしてこの日?
どうして10月10日が銭湯の日なのでしょうか? それは、数字だけにするとわかります!
10月10日を数字だけにすると、1010。
1000(せん)と10(とう)。そう、語呂合わせなのです(笑)。予想できたという人がほとんどなのではないでしょうか?
1996年に東京都公衆浴場業衛生同業組合がこの日を記念日と制定して以来、特別入浴デーとして全国に広まっていきました。この日はイベントが行われたり、入浴料が安くなったりする銭湯も多いそうですよ!
10月10日はお近くの銭湯に、足を運ばれてはいかがでしょうか。
銭湯の歴史
では、次に銭湯の歴史を紹介していきます!
銭湯の始まりは、6世紀に伝わった仏教がきっかけだったそうです。仏教では、水で身体を洗い清める「沐浴」が重要な仕事と考えられており、寺院に「浴室」が設置されるようになりました。
当時はもちろん、一般的な家屋には浴室はありません。
そんな庶民に、入浴が施しとして与えられはじめます。これを、施浴といいます。この施浴の文化・庶民が入浴するという習慣が受け継がれていきます。
室町時代には、庶民階級でも裕福な家は風呂を持つようになり、「風呂ふるまい」といい、宗教関係なく個人間で風呂を与え合うようになりました。この時代には、もう庶民の間でも風呂に入る習慣がしっかり根付いてたんですね!
そして、初めて「銭湯」が誕生し、最も発展したのは江戸時代になります。1810年の文献によると、江戸だけで523軒もの銭湯が営業されていたそう。
この時代の銭湯は2種類ありました。
1つ目は、蒸し風呂に入る「風呂屋」。2つ目は、今の銭湯と変わらぬ浴槽に入る「湯屋」。
現在も多く残っているので、分かるかもしれませんが、「湯屋」の方が人気がありました。でも、「風呂屋」の方も「サウナ」という言葉に変わって、残っていますね!
仏教の伝来がなければ、銭湯や風呂に入るという習慣がなかったかもしれませんね。仏教、バンザイ!
減りゆく銭湯
みなさんも薄々とは感じているかもしれませんが、昔ながらの銭湯は減っています。
その代わりとして、色んな形の風呂がいくつか集まり、さらにサウナもあるようなスーパー銭湯という新しい形のものが増えています。
番台さんがいて、ケロリンの桶があり、富士山の絵を見ながらお風呂に入るという昔ながらの銭湯を経験したことのないという方も多いのではないでしょうか。
それも、そのはず。
1985年には約1万4000軒あった銭湯は、2017年には4000軒を割り込んだそうです。スーパー銭湯など銭湯以外の公衆浴場を合わせた数は、あまり変わりません。なので、銭湯が減り、他の公衆浴場が増えたことになります。
すこし切ないですね。
しかし、2013年のデータにはなりますが、東京都や大阪府には700件以上の銭湯が残っているそうです。
スーパー銭湯には色んなお風呂に入れるお得感・楽しさがありますが、銭湯には他では感じることのできない風情・文化が残っています。この10月10日の銭湯の日には、家族や友達を誘って銭湯に出かけてみませんか?
ちなみに!
毎年3月7日はサウナの日。こちらも合わせて楽しみたいですね♪
さらに! 6月26日は露天風呂の日なんですよ♪