2月14日は、『煮干し(にぼし)の日』。
いやいや、バレンタインデーでしょ! という声が、聞こえてくる気がします(笑)。
以前こちらで、同じく2月14日は「ふんどしの日」と紹介しましたが、煮干しの日でもあるようです。「煮干しよ、お前もか!」とツッコみたくなりますが、煮干しに罪はありません。
なので今回は、そんな煮干しの魅力に迫っていきたいと思います!
どうしてこの日なの?
煮干しの日は1994年に、全国煮干協会理事会によって制定されました。どうしてこの日なのか。なんとなく、想像できませんか?
そう「に(2)ぼ(1)し(4)の日」という語呂合わせです。
「ぼ」のところに少し無理を感じますが、そこはご愛嬌ですね♪
煮干しの日制定の理由としては、煮干しの普及を目指してのこと。
便利になる食文化でも忘れてはいけない和食の基本として、制定されたんだと思いますが、平成25年12月には「和食(日本人の伝統的な食文化)」がユネスコ無形文化遺産に登録され、世界的にもさらなる注目が集まりましたよね。
では次から、普段なんとなく料理に使われているであろう煮干しの魅力を紹介していきます。
煮干しの栄養素はどんなもの? もちろん体にいいんだよね?
まず、煮干しとはどういう食材なのか?
煮干しは、小魚を一度塩水で煮てから、乾燥させたものです。
原料になる小魚は全国各地で様々。よく市場で出回っておりスーパーなどで気軽に手に取れるものは、カタクチイワシです。
私は初めて知ったのですが、「煮干し」と「いりこ」は同じものを指す言葉。いりこは西日本の方言なんです。関西人の私は「いりこ」という言葉に馴染みがありますが、みなさんはいかがですか?
では、本題の煮干しの栄養ですが、含まれる成分は大まかに以下の通りです。
・タンパク質
・カルシウム
・鉄分
・マグネシウム
・DHA
・EPA
筋肉作りに必要なタンパク質、慢性的なカルシウム不足と言われる日本人にとって必要不可欠なカルシウム、血液をサラサラにしてくれるDHAなどなど。
これは、煮干しは栄養満点といって良いのではないでしょうか?
煮干しはだしに使われることが多い食材ではありますが、もちろんそのまま食べることもできますよ。
出汁のとり方
みなさんは、煮干しからだしを取ったことありますか?
恥ずかしながら私は、一度もありません。
今は、簡単でかつ美味しいく使える粉末のだしの素が売っているので、煮干しからだしを取っている方は少ないのではないでしょうか?
でも、煮干しから取っただしはきっと美味しい! そう思いまして、早速、煮干しの出汁の取り方を調べてみました。
レシピは、白ごはん.comさんを参考にしています。
用意する材料は、
・水 500ml
・煮干し 6尾
のみ!!
作り方としては、水出しする方法と、火入れする方法があります。
まずは水出しですが、煮干しを水に浸し、容器に蓋をして冷蔵庫で一晩置くだけ。
これだけで、雑味がなく、上品な味わいの煮干しだしに仕上がります。
次に、火入れする方法です。
鍋に水を入れ、そこに30分以上、煮干しを浸しておきます。
その後、鍋をじっくり火にかけ、沸騰してきたら火を弱めつつ、アクをすくい取ります。
そのまま、もう5分ほど煮出して完成です。
作業としては、ほとんど放置なので簡単そうですよね!
煮干しの下処理で、だしを取る前に煮干しの頭と身の中のワタを取り除いておくと、雑味がより抑えられるみたいです。
作っただしは冷蔵庫で2〜3日もつので、作り置きが可能。
この一手間で、料理のレベルが一段上がるかも。ぜひ、お試しください!
以上が、煮干しの日に関するナンスカでした。2月14日はバレンタインデーがメインイベントですが、少し煮干しのことも思い出してあげてください(笑)。