2018年に亡くなられた西城秀樹さんの大ヒット曲「YOUNG MAN」。聴くと元気が出てくる曲ですよね!
あまりにも有名なので、その曲中に出てくる♪YMCA(わーいえむしえ)というフレーズを正しく口ずさめる方も多いハズ。
でも、どういう意味なんだろう?と思ったことはないですか?
今回は、そんなヤングマンに出てくるYMCAについて解説していきますよ!
YOUNG MANってどんな曲?
世代によっては知らない聞いたことがない方もいらっしゃると思います。
なので、まずは一度YOUNG MANをお聞きください。
西城秀樹さんの代表曲である「YOUNG MAN」は、累計売上は180万枚以上のミリオンヒットを記録しています。
歌詞の中にも登場するYMCAというフレーズに合わせて、YMCAの文字を身体で表現するパフォーマンスも有名ですよね。
この曲は、西城秀樹さんがとあるグループの曲を聞き、メロディーが気に入ったことからカバーした曲なんです!
その曲というのが、アメリカのVillage Peopleの「Y.M.C.A」で、1980年代に、全世界で大ヒットした曲だったそうですよ!
Village Peopleってどんなグループなの?
では、Village People とはどんなグループなのでしょうか?
このグループの特徴は、当時はセクシャルマイノリティーとされていた「ゲイ・マーケット」をターゲットにしたアーティスト活動をしていたということ。メンバーそれぞれが、ゲイ受けを狙ったアメリカの職業等のコスプレをしているとも言われています。彼らの狙いとしては、まだまだ認知されていなかった「LGBT」のゲイの理解をもっとアメリカで深めて欲しいという狙いもあったのでしょう。活動期間も短く、あまり日本では知られていませんが、彼らの功績は今思うと偉大です。
現代では、LGBT(レズビアン・ゲイ・バイセクシャル・トランスジェンダーなどのセクシャルマイノリティーの総称)に関しての理解も少しずつ深まり、性に関してオープンな風潮が広がっています。しかし、当時はそうではありませんでした。
そんな状況でも、ゲイに関しての曲を次々と発表し、世の中に明るいポップミュージックを通じ人気を博したのがVillage Peopleなんです。
YMCAってどういう意味?
本題のYMCAの意味ですが、Young Mens Christian Associationの略称です。日本語で言うと、キリスト教青年会。
1844年に、青少年の成長を願いイギリスのロンドンで生まれました。
現在では、世界120カ国に広まり、約6500万人以上が活動する世界最大規模の非営利団体と言われています。
そんなYMCAは、若者のバックパッカーが止まるようなユースホステルを運営していました。1970年代、そのホステルの宿泊客の中には、ゲイの人たちが多いと有名だったそうです。そのため、宣伝ソングのような「Y.M.C.A」が作られたと言われています。
ここで、Village Peopleの「Y.M.C.A」の歌詞の1番を引用してみます。
Young man, there’s no need to feel down
ほら若いの、落ち込むなよI said, young man, pick yourself off the ground
さあ、立ちあがれよI said, young man, ‘cause you’re in a new town
せっかく新しい街に来たんだろThere’s no need to be unhappy
くよくよすることないじゃないかYoung man, there’s a place you can go
良いところがあるぜI said, young man, when you’re short on your dough
金のない時にはピッタリなところさYou can stay there, and I’m sure you will find
そこに行けば間違いなくMany ways to have a good time
楽しいことがあるって場所だよIt’s fun to stay at the Y-M-C-A
YMCAに泊るのは最高だぜIt’s fun to stay at the Y-M-C-A
YMCAは最高だThey have everything for you men to enjoy
男が楽しめるものは何でもそろってるYou can hang out with all the boys …
ありとあらゆるタイプの男とイイ事できるぜIt’s fun to stay at the Y-M-C-A
YMCAに泊ればいいのさIt’s fun to stay at the Y-M-C-A
YMCAは最高You can get yourself clean, you can have a good meal
シャワーもあれば食事もあるYou can do what about you feel …
おまけにお楽しみもあるYoung man, are you listening to me?
おい、聞いてるのかい、そこのお前I said, young man, what do you want to be?
いったいどうしたいんだい?I said, young man, you can make real your dreams
夢をかなえたいんだったらBut you got to know this one thing!
大事なことをひとつ教えてやるよNo man does it all by himself
誰も一人じゃ生きられないんだよ
当時は、セクシャルマイノリティに対して風当たりが強い時代。
そんな状況でも堂々とゲイに関して歌うことで、肩身の狭い思いをしている人々を勇気づけたいという意図を感じますね。
何気なく歌っていた曲にもふか〜い意味があった!
最後に、ヤングマンのYMCAに関して簡単にまとめておきますね。
・西城秀樹の「ヤングマン」はVillage People「Y.M.C.A」のカバー曲
・YMCAはキリスト教青年会(Young Mens Christian Association)の略で、現代でも福祉活動をしている民間施設
・「YMCAにおいでよ!」と同性愛を応援する歌として、Village Peopleが「Y.M.C.Aにおいで」と歌った
以上、西城秀樹の「ヤングマン」に登場するYMCAのナンスカでした~。
気になった方は、ぜひVillage Peopleの他の楽曲も聞いてみてくださいね♪
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